国際プロジェクトファイナンスの実務 契約上の諸論点と近時の動向 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2010-09-07(火) 13:30~16:30 |
講師 |
ホワイト&ケース法律事務所 ホワイト&ケース外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業) パートナー 洞? 敏夫 弁護士 84年東京大学法学部卒業、86年裁判官任官、94年弁護士登録(三井安田法律事務所)、97年ミシガン大学ロースクール卒業(LLM)・ニューヨーク州司法試験合格、同年Kaye Scholer LLP、98年日本興業銀行ニューヨーク支店(プロジェクトファイナンス部)、99年三井安田法律事務所復帰、04年ホワイト&ケース法律事務所。主な業務分野は、プロジェクト・ファイナンス(とりわけ公的金融機関による海外投融資案件、輸出信用機構を活用した金融案件)、買収ファンナンス、M&A、企業法務一般。 |
概要 | 国際金融危機はプロジェクトファイナンスによる案件組成にも影響を与えたが、資源を海外に依拠し、産業の最先端での国際競争に経済の将来がかかるわが国にとって、プロジェクトファイナンスの持つ重要度はますます高まっているといえる。海外での資源開発やインフラ整備、とりわけ原子力発電所の建設や高速鉄道の整備、さらには再生可能エネルギー案件など、プロジェクトファイナンスを用いた事業の成功はわが国の発展に大きく関わっているといって過言ではない。 本講演では、プロジェクトファイナンスの基本構造や契約上の諸論点を解説した上で、このような近時の動向についても展望することとする。 |
詳細 |
1.プロジェクトファイナンスの意義とリスク分担のあり方 (1)プロジェクトファイナンスの意義の再確認 (2)プロジェクトファイナンスの関係当事者と基本構造 (3)プロジェクトファイナンスにおける各種のリスクとその分担のあり方 2.プロジェクト関係契約の諸論点 (1)建設契約 (2)プロダクト購入契約(売電契約等) (3)原材料/燃料購入契約 (4)O&M契約 (5)その他のプロジェクト関係契約 3.プロジェクトファイナンスにおけるローン契約の諸論点 (1)主要条項(表明保証、誓約等) (2)準拠法、裁判管轄についての留意事項 4.担保および保証 (1)クロスボーダー取引における担保をめぐる留意点 (2)保証、保証類似行為をめぐる留意点 5.レンダーが複数の場合の留意点 (1)エージェントを用いたシンジケートローン (2)(1)を用いることができない場合の代替ストラクチャー 6.プロジェクトファイナンスとECAの役割 (1)国際協力銀行 (2)日本貿易保険 7.プロジェクトファイナンスの新動向 ~新興国インフラ整備やその他の近時の動向を見据えて 8.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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