J-REITの最新実務 スポンサー交代、第三者割当増資、合併を中心に |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2010-11-04(木) 13:30~16:30 |
講師 |
森・濱田松本法律事務所 パートナー ニューヨーク州弁護士 尾本 太郎 弁護士 99年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業、05年6月ハーバード・ロースクール卒業。00年10月弁護士登録(第二東京弁護士会)、06年5月ニューヨーク州弁護士登録。森・濱田松本法律事務所にて一貫して各種金融取引案件及び企業取引案件を担当。J-REITについては、その創生期から関わる。また、金融セクターを中心にM&Aの経験も豊富。05年から06年にかけては、ロンドンのSlaughter and May法律事務所に出向。著作として、"Structuring a J-REIT"(共編、Asia Law & Practice、07年6月)、『不動産投資法人(J-REIT)設立と上場の手引き』(共著、不動産証券化協会、05年)など多数。 |
概要 | 昨年の税制改正等をきっかけに、懸案だった上場REIT間の合併が次々と実現するなど、金融危機以降危機的な状況に陥ったJ-REITを巡る経営環境は新たな局面に入った。すなわち、スポンサー交代、スポンサー等に対する第三者割当増資、合併等の様々なM&A的手法を活用し、金融危機後のREITを巡る信用不安、投資口価格の下落の懸念が落ち着きを見せ、従来型の公募増資が実に久しぶりに実現しているなど、現在はREIT再評価の時期を迎えている。 今後のREITの経営戦略において、今回の危機時期に関係者の間で議論され実務が発展したM&A的な手法は、物件組入、公募増資や借入れといった従来型の成長戦略と並んで引き続き重要性をもっていくであろう。また、実務の積み上げを経て、REITにおける価格の問題、買取請求の問題など、議論が深化した論点も多い。 そこで、本講演では、スポンサー交代、第三者割当増資、合併等を中心に、J-REITの最新論点を整理、検討することとする。これにより、現状及び今後のJ-REITを巡る重要課題の理解とともに、今後のJ-REIT戦略立案の一助となることを目的とするものである。 |
詳細 |
1.はじめに (1)J-REITの現状 (2)J-REITの法的構造とM&Aの特徴 2.スポンサー交代 (1)概説 (2)前例 (3)ドキュメンテーション (4)業規制、監督官庁対応 (5)デュー・ディリジェンス 3.第三者割当増資 (1)第三者割当増資型の新投資口発行の問題点 ―「公正な金額」の問題を中心に (2)劣後投資法人債 4.合併によるM&A (1)唯一の組織再編行為としての合併 (2)簡易合併の選択と買取請求の問題 (3)実務上の緒論点 5.その他のM&A的手法 (1)公開買付、スクイーズアウト (2)民事再生 (3)資産に着目した取引 6.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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