アジアインフラビジネスへの取組みとプロジェクトファイナンスにおけるポイント IPPプロジェクトの実例を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-01-12(水) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社日本政策金融公庫 国際協力銀行 アジア大洋州ファイナンス部 第3班 調査役 佐藤 大心 氏 00年東京大学法学部卒業、02年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。国際協力銀行にてソブリンファイナンス、コーポレートファイナンス、石油・ガス分野でのプロジェクトファイナンス等を担当した後、現在はアジア地域のプロジェクトファイナンスを担当する部署にて、IPPを中心としたインドネシア・フィリピン・南アジア諸国などでのプロジェクトを担当。 |
概要 | リーマンショックを経てもなお順調な成長を続けるアジアにおいて、今後の成長を支えるためにも、更に大規模なインフラ整備が必要とされている。このような状況を受け、アジアの成長とインフラ需要を日本に取り込むべく、平成22年6月に閣議決定された「新成長戦略」ではインフラビジネスの海外事業展開が成長の一つの柱として挙げられた。一方の途上国側ではPPP(Public-Private Partnership)を活用していこうという動きもある中、アジアでのインフラビジネスが大きな注目を集めている。しかしながら、「インフラビジネスの海外展開」や「PPP」という言葉が広く世の中に流布している一方で、アジアインフラビジネスに具体的にどのようにして取り組むかという視点での検討は未だ十分でない。 本講演では、アジアインフラビジネスを取り巻く環境について整理した上で、インフラビジネスを考える上での基本的なスキームであるプロジェクトファイナンスによるIPP(独立系発電事業)プロジェクトの実例に言及しつつ、主にファイナンスの観点からプロジェクトに取り組む際のポイントにつき解説し、アジアインフラビジネスに取り組む上での実務上の指針を提供することを目的とするものである。 |
詳細 |
1.アジアインフラビジネスに対する期待 (1)経済成長とインフラ整備に対する需要 (2)新成長戦略 2.アジアインフラビジネスを取り巻く環境 (1)PPP活用の流れ (2)中国等の他国企業との競合 (3)ファイナンスマーケットの状況 3.プロジェクトファイナンスの概要 (1)インフラファイナンスの各種形態 (2)プロジェクトファイナンスの基本的なスキーム 4.ファイナンス組成に際してのポイント (1)リスクシェアリング -プロジェクト実施国、スポンサー・レンダー等での調整 -バランスを欠いたリスクシェアによる弊害の実例 (2)プロジェクト実施国政府のコミットメント -途上国における政府コミットメントの重要性 -公的機関によるポリティカルリスクカバー (3)公的金融機関利用に際しての留意点 -環境配慮型プロジェクトへの傾斜 5.ケーススタディー (1)ベトナム -IPPプロジェクトの実例 -政府コミットメント削減の試みと現状 (2)インドネシア -IPPプロジェクトの実例 -政府サポートのあり方についての変遷と今後 6.様々な分野での動向と特徴 -地熱発電、水、鉄道など 7.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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