不動産ノンリコースローンに係る法的留意点 デフォルト時の対応を踏まえて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-01-18(火) 13:30~16:30 |
講師 |
長島・大野・常松法律事務所 池田 順一 弁護士 93年早稲田大学法学部卒業。00年Southern Methodist University School of Law卒業(LL.M.)。96年東京地方裁判所判事補任官。平成11年度判事補海外留学研究員、経済産業省経済産業政策局産業資金課課長補佐等を経て、最高裁判所事務総局民事局局付(民事訴訟、国際民事訴訟担当)を最後に裁判官を退官。他の公職としては法制審議会幹事などを歴任。06年弁護士登録(第一東京弁護士会)。不動産ファイナンスを始めとする不動産流動化取引、その他のファイナンス取引、ファンドの組成及びリストラクチャリング等を中心とした業務を担当しているが、裁判官時代の経験を活かし、ファイナンス取引に関連する紛争案件も積極的に取り扱っている。そのほか海外における消費者向け製品の安全問題等の危機対応業務も扱っている。 |
概要 | リーマン・ショック後のデフォルト事例の蓄積を踏まえ、レンダーとしては、今後の不動産ノンリコースローン取引においては、従前にも増してデフォルト時における対応を見据えた上での取り組みをすることが必要となっている。 本講演ではこうした状況を踏まえ、不動産ノンリコースローン取引のストラクチャーの基礎を確認した上で、主としてレンダーの側の視点から、ドキュメンテーション上の留意点や実際にデフォルトに陥った場合の対応上の留意点、更には期せずして紛争状態に至った場合の対応上の留意点について解説する。 |
詳細 |
1.不動産ノンリコースローンを用いた不動産ファイナンス (1)不動産ノンリコースローンによる融資のストラクチャー ~典型的な不動産流動化の事例(GK-TKスキーム、TMKスキーム)を踏まえて (2)関連する契約の構成 (3)その他 2.不動産ノンリコースローンのドキュメンテーション上の留意点 (1)不動産ノンリコースローンの特徴を踏まえた契約上の手当の必要性 (2)融資の実行前提条件、表明保証、 誓約事項及び期限の利益喪失事由といった融資契約上の主要な条項に関する留意点 (3)融資契約におけるボイラープレート条項に関する留意点 (4)その他関連する契約に関する留意点 3.デフォルト時の問題点等 (1)担保権(一般担保を含む。)の実行その他の債権の保全回収における留意点 (2)AMの変更を含むリストラクチャリングにおける留意点 (3)紛争状態に至った場合の対応上の留意点 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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