シンジケートローンの近時の実務と留意点 具体的事例を踏まえ、実務上の論点と近時の判例やクロスボーダーシンジケートローンのポイント等を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-04-08(金) 13:30~16:30 |
講師 |
西村あさひ法律事務所 パートナー 掘越 秀郎 弁護士 一橋大学法学部卒業。第二東京弁護士会所属、ニューヨーク州弁護士。02年8月から04年8月まで米国の法律事務所にて勤務、05年8月から07年3月まで金融機関に出向。取扱分野は、国内外の買収ファイナンス、シンジケートローン等のファイナンス取引、バンキング、M&A及び一般企業法務。 |
概要 | 新興国での資金需要の高まりなどを背景に、シンジケートローンの融資額は世界全体では2010年に3年ぶりに増加に転じ、リーマン・ショック以前の水準に回復しつつあるところ、2011年以降の市場の動向が一層注目される。わが国でも企業の主要な資金調達方法のひとつとして、また、企業買収のためのファイナンスなどとしてもシンジケートローンが広く利用されるなか、法律上及び実務上の論点に関して議論が進んでおり、近時、実務上注目すべき判例もみられている。また、海外事業に係る資金需要の高まりに伴い、邦銀による外国企業に対するシンジケートローンの取組みも広がっている。 本講演では、このような状況を前提に、シンジケートローンに関して議論されてきた論点とともに、近時の実務上の留意点及びクロスボーダーシンジケートローンについて、具体的事例を踏まえて解説する。 |
詳細 |
1.シンジケートローン総論 (1)バイラテラルローン及び他の協調融資方法との比較 (2)契約の主要条項に関する実務上の留意点 2.組成段階における実務上の留意点 (1)タームシート ~その意義、リスク (2)アレンジャーの責任 ~名古屋地裁平成22年3月26日判決の解説、アレンジャー・参加金融機関における留意点 3.シンジケートローンに関する手数料の整理 ~現状の実務上の取扱い、近時の法改正の影響や法解釈など 4.担保取引に関する実務上の留意点 (1)担保の法的構成とその選択 (2)セキュリティトラスト (3)各論(不動産抵当権、上場株式担保など) 5.セカンダリー取引に関する実務上の留意点 (1)取引の種類とその特質 (2)ドキュメンテーションにおける留意点 6.クロスボーダーシンジケートローン (1)契約及び取引の概要・特徴 (2)実務上のポイント ①ドキュメンテーション・交渉の進め方 ②前提条件書類の確認方法 ③利払に対する源泉課税に関する問題 ④準拠法及び管轄の決定方法 ⑤担保・保証、セカンダリー取引における留意点 など 7.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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