【金融実務基礎講座】不動産ファイナンスと不動産ファンドの基礎 ファイナンスやファンド組成の基礎としてスキーム構築、契約関係、評価、会計・税務等について事例を交えて解説 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-07-07(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社yenbridge 代表取締役 公認会計士 税理士 山下 章太 氏 公認会計士第2次試験合格後、監査法人トーマツに入所。金融機関(都市銀行・地銀・信金等)のM&A・破綻時のデューデリジェンス業務、債権買取時のバリュエーション業務、流動化・証券化(CLO、CDO、CMBS)のローン債権プールの評価・スコアリング、リスク管理システムの評価・検証業務、投資パフォーマンス基準準拠のためのコンサルティング業務、デューデリジェンス・システムの開発等に従事。みずほ証券にて、主に複合金融商品(MSCB・ SCDO・CDS・商品ファンド・オプション取引等)の検証、リザーブロジックの作成、マーケットシステム等の開発に従事。東京スター銀行にて、MBO/LBOなどのファイナンス(シニア・メザニン)やシェア・ファイナンスのアレンジ・評価・ドキュメンテーション作成等に従事。 yenbridge(エンブリッジ)を設立後は、CB差止申立事件や上場企業のエクイティファイナンス時におけるアドバイザリー業務、流動化・証券化案件のアドバイザリー業務、金融機関・ファンド等への内部管理体制構築支援などに従事。三響監査法人代表社員、税理士法人赤坂綜合会計事務所代表社員。最新刊『金融マンのための不動産ファイナンス講座』(中央経済社、11年)のほか、『金融マンのための実践デリバティブ講座』(同、10年)、『金融マンのための実践ファイナンス講座』(同、09年)、「事業再生型M&Aから考える再生資金調達のポイント」(ターンアラウンド・マネージャー、08年)、「多様化する金融商品に対する会計面の整備について」(JICPAジャーナル、06年)など著書・執筆等多数。神戸大学工学部卒業。 |
概要 | 本講義は、今後の知識習得を目指す、あるいは、一定の経験を有するも体系的な知識の整理・再確認を図る実務家及び役職者を対象に、不動産ファイナンスや不動産ファンド組成の実務に必須の基礎知識として、ファナンス・スキームの構築、ヴィークルの特性、契約、評価、会計・税務処理等について実践的に解説するものである。 不動産取引や不動産担保融資取引が伝統的な実務として広く一般に行われてきているにもかかわらず、多様化・複雑化した各種ファンドスキームを含めて、そのファイナンスの仕組み、リスク、会計・税務等に対する理解が十分ではないまま、融資等が実行されている実情もあると思われる。 一方で、IFRS導入に向けて、上場企業の場合は時価評価や開示が必要となり、適切な不動産戦略をとらなければ投資利益率の悪化を招く懸念がある。加えて、リーマン・ショック以降は不動産価格の下落が発生したことも鑑みれば、リスク等に対する十分な理解と詳細な検討がなお一層重要となるといえよう。 こうした状況に鑑みれば、不動産ファイナンスに関しては、より精緻な、かつ、正確な理解に基づく実務遂行が求められるところ、これまでに書籍等も刊行されているものの総論や過去案件の解説を中心とするものが多く、実務に利用可能な知識習得は必ずしも容易ではない。 本講義では、以上の問題意識に基づき、金融機関におけるファイナンス実務に加え、会計監査、不動産鑑定評価、不動産ファンド組成等のアドバイザリー等の豊富な経験を有する講師の立場から、実例も交え、実務に即して解説することとする。 |
詳細 |
1.不動産ファイナンスに関する基本事項の整理 ・不動産の基本的な権利関係 ・優先劣後構造 ・リスク/リターンと計算方法 ・キャップレートと割引率 ・不動産関連の担保権 2.不動産のデット・ファイナンス ・不動産流動化取引の前提 ・ノンリコースローンの仕組み ・コベナンツと不動産 ・会計・税務処理 ・事例分析 3.不動産のエクイティ・ファイナンス ・ヴィークルの種類と特徴、会計・税務処理 ・SPCとエクイティ ・信託受益権 ・匿名組合出資(TK出資) ・特定目的会社(TMK) ・不動産投資信託(REIT) ・事例分析 4.不動産の担保価値 ・不動産評価額の違い(正常価格、特定価格、特殊価格、限定価格) ・不動産評価の手法(原価方式、収益方式、比較方式)と計算例 ・収益物件と事業用物件の違い 5.不動産の会計・税務(IFRSによる影響など) ・不動産に関する会計基準の概要 ・IFRSの不動産会計基準への影響 ・減損会計、賃貸等不動産、資産除去債務 ・不動産流動化とオフバランス、連結の範囲 6.質疑応答 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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