【特別企画】IFRSを巡る最新動向と実務への影響 リスク管理を中心に |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-09-02(金) 9:30~16:30 |
講師 |
新日本有限責任監査法人 金融部 パートナー 公認会計士 永野 隆一 氏 新日本有限責任監査法人 金融アドバイザリー部 プリンシパル 和合谷 與志雄 氏 新日本有限責任監査法人 金融部 エグゼクティブ・ディレクター 公認会計士 安達 哲也 氏
【永野氏】 |
概要 | 本企画は、国際財務報告基準(IFRS)を巡る最新の動きとともに、金融機関が直面している様々な国際的な規制環境(FSB、バーゼル銀行監督委員会、IOSCO)などが与える影響について、主として会計及びリスク管理の観点から考察するものである。 まず、主としてバーゼル銀行監督委員会による各種規制の概要及び導入スケジュールを概説し、それらが今後、銀行のバランスシートに与える影響や業務に与える影響を検討する。 また、IFRSにおける公正価値測定、金融商品の減損会計、ヘッジ会計等の取扱いと、リスク管理高度化、償却引当ほか実務に及ぼす影響について解説する。なお、国際会計基準審議会(IASB)による議論の進展、新たな基準等の公表など、最新の動きについては、講演時点の状況に応じ、可能な範囲で反映することとする。 |
詳細 |
1.バーゼルⅢテキスト概要と金融危機後のリスク管理の課題 (1)資本の定義と最低水準 (2)資本保全バッファーとカウンターシクリカルな資本バッファー (3)リスク補足の強化 (4)流動性リスク計測、基準、モニタリングの国際的枠組み (5)金融危機後のリスク管理上の課題:IIFでの議論と民間金融機関の動向 (6)上記とIFRSの関係 2.IFRSにおける公正価値測定とリスク管理高度化への要請 (1)公正価値測定範囲の拡大 (2)公正価値ヒエラルキー:レベル分類の考え方 (3)出口価値調整とリスク・プレミアムの考え方 (4)レベル3公正価値の開示の強化:感応度分析と市場リスク量の開示(IFRS第7号)との関係 (5)金融負債の公正価値と信用リスク調整(CVA/DVA):バーゼル規制との関係、欧州金融機関の実務例 (6)公正価値測定におけるガバナンスとリスク管理:バーゼル規制との関係 (7)その他:非上場株式の公正価値評価(IPEVガイドライン等) 3.償却引当実務への影響 (1)IFRS金融商品の減損会計に関するディスカッション (2)PD/LGD/EAD推計方法 (3)与信先がIFRSに移行する場合の対応 4.ヘッジ会計公開草案とその後の議論 (1)公開草案の論点とその後の改訂論議 (2)マクロヘッジに関する議論 <質疑応答/ディスカッション> 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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