金融機関を巡るシステム環境の変化と監督当局の動向を踏まえたシステムリスク管理上の留意点 ITの高度化や外部委託への移行の流れ、金融庁要請文書などの最近の動きを踏まえて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-11-11(金) 13:30~16:30 |
講師 |
プロモントリー・フィナンシャル・ジャパン ディレクター システム監査部長 元 日本銀行 金融機構局 企画役 江見 明弘 氏 84年大阪大学法学部卒業、日本銀行入行。預金保険機構システム課長・企画調査課長、人事局調査役、システム情報局調査役、金融機構局調査役・企画役等を歴任。10年2月から現職。システムプロジェクト管理、外部委託先管理、システム共同化等に関する調査論文を執筆し、日銀HPに公表したほか、「特集 ポスト3.11のリスク管理と危機対応 「きりのない世界」への現実的アプローチ」(金融財政事情、11年6月20日号)など専門誌への寄稿、講演多数。CISA(公認情報システム監査人)、CRISC(公認リスク・情報システム管理者)。 |
概要 | 近年、インターネットバンキング、スマートフォンを活用したモバイルバンキングなどの顧客チャネルの多様化、システムの仮想化やクラウド・コンピューティングにみられるようなITの高度化に加え、システムの共同化やアウトソーシングの拡大などITの「開発・保有」から「外部委託・利用」への流れが主流となるなど、金融機関を取り巻くシステム環境は大きく変化しつつある。 こうした中、先般の大手金融機関の大規模システム障害を受け、2011年7月8日に金融庁より「金融機関におけるシステムリスクの総点検について」が発出され、各金融機関は、実効性のあるシステムリスク管理態構築が急務となっている。 本講演では、まず、最近の金融機関を取り巻くシステム環境の変化とそれに伴う課題について述べ、次に最近の金融機関におけるシステム障害の発生状況を概観し、最後に最近の大手金融機関のシステム障害とそれに伴い発出された「金融機関におけるシステムリスクの総点検について」を踏まえ、金融機関が実効性あるシステムリスク管理態勢を整備するうえでの留意点について解説する。 |
詳細 |
1.金融機関システムを巡る最近の環境変化と課題 (1)システム技術の進化とリスク管理上の課題 ・オープン系システム技術の進化 ・インターネットバンキングの普及 ・スマートフォン利用の拡がり ・システム仮想化とクラウド (2)システム外部委託の進展と課題 ・システム共同化 ・外部委託の進展がIT統制に与える影響 2.金融機関におけるシステム障害発生状況 ・用語の定義 ・最近のシステム障害発生状況 ・重大障害が発生する背景 3.最近の大手金融機関システム障害の教訓とシステムリスクの総点検 ・最近の大手金融機関システム障害 ・システムリスク総点検にあたって留意すべきこと 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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