【特別企画】これからの保険サービスと保険規制監督のあり方 価値協創サービスとしての保険 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-11-16(水) 13:30~16:30 |
講師 |
慶應義塾大学 先導研究センター「環境共生・安全システムデザインの先導拠点」 特任教授 保井 俊之 氏 85年東京大学卒、旧大蔵省入省。OECD職員、在インド日本大使館書記官、国際協力銀行開発金融研究所主任研究員、金融庁参事官などを歴任。07年中央大学客員教授、08年慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授、09-10年同特任教授、11年より現職。10年より政策研究大学院大学客員教授(兼務)。国際基督教大学博士(学術)。PMI認定Project Management Professional。日本コンペティティブ ・インテリジェンス学会から10年度論文賞を受賞。研究分野は、社会中枢システム論、公共政策、行政学、財政金融・国際通貨、金融インテリジェンス、コスト評価分析。主な著書として、『中台激震―沸騰するナショナリズムのゆくえ』(中央公論新社、05年)、『保険金不払い問題と日本の保険行政―指向転換はなぜ起こったのか』(日本評論社、11年)。また、主な保険関連の論文として、「保険金不適切不払い・支払漏れとその行政対応」(日本保険・年金リスク学会『リスクと保険』誌、09年第5号、pp.123-135)、”Mapping the Japan’s Regulatory Policies for the Insurance Industry 1900-2010”(’Biaxial and Comparative Approach’, Asia-Pacific Risk and Insurance Association 15th Annual Conference (APRIA 2011 Tokyo Conference), Tokyo, Proceedings, Paper #APR579, USB Memory, August 2011)、”A New Systems-Engineering Approach for a Socio-Critical System: A Case Study of Claims-Payment Failures of the Japan’s Insurance Industry”(International Council on Systems Engineering (INCOSE), Systems Engineering Journal)。 |
概要 | 本講演は、いわゆる価値協創型のビジネス・モデルの時代に迎えた今後の保険サービスと、保険規制監督のあり方について、講師の最近の著作とその後の新たな実証研究に基づき解説するものである。 先鋭的なグローバル企業が争うように、顧客が企業にサービスのあり方を提案し、顧客と企業がともに価値を創っていくビジネス・モデルを展開しつつある。このC2Bモデルとも価値協創型とも呼ばれるビジネス・モデルは、保険サービスをはじめとする金融サービスに最も適合的であると言われている。 本講演では先ず、サービス科学とシステムズ・アプローチに関する学術研究の最近の進展を踏まえ、価値協創時代の保険サービスはどのような変貌を遂げるべきなのか、講師による実証研究のデータの紹介を交えながら、平易に説明する。 その上で、今後の保険行政はどのような方向性となるのか、1900年以来の日本の保険行政の歴史を俯瞰しつつ考察する。 さらに、価値協創時代の保険サービスの担い手はどのような点に配意しながら、自らのビジネス・モデル並びに保険規制監督との関係を構築すべきかを検討し、講師と出席者がともに講演並びに質疑応答を通じて、インタラクティブに認識を深めていくこととする。 (本講演は、講師は無報酬、開催に要する費用は実費にて開催致します) |
詳細 |
1.価値協創モデルとは ~サービス科学の進展とC2Bモデル 2.「保険離れ」の時代から「保険づくり」の時代へ 3.価値協創時代の規制監督 ~1900年以来、保険金不払い問題への対応等を含む 近年までの保険規制監督行政の推移と今後の国際的方向性 4.価値協創時代の保険サービスの担い手の具体像 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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