国際保険規制の最新動向と統合リスク管理態勢高度化の方向性 ソルベンシー規制・会計制度の融合的管理、統合的な資本・リスク管理の論点など |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-12-19(月) 13:30~16:30 |
講師 |
新日本有限責任監査法人 金融アドバイザリー部 エグゼクティブ・ディレクター 出塚 亨一 氏 新日本有限責任監査法人 金融部 保険セクター シニア・パートナー 小澤 裕治 氏 新日本有限責任監査法人 金融アドバイザリー部 アクチュアリアルグループ エグゼクティブ・ディレクター 川崎 俊彦 氏
【出塚氏】 |
概要 | 国際金融市場の危機、あるいは、東日本大震災に見られたリスク管理・業務継続体制の再構築など、保険会社が置かれている業務環境は国際的視点及び国内的視点ともに大きな変革が求められる状況になってきている。 こうした状況の下、保険会社として、さまざまなリスクを統合的に管理するERM態勢を確立することは喫緊の課題であり、最低要件としてのソルベンシー規制(EUソルベンシーⅡ等)への対応に加え、会計制度としての国際財務報告基準(IFRS)を経営戦略として活用することが、これからのリーディングプラクティスとなろう。従って、「財務・会計戦略-リスク管理-資本管理」をバランスよくコントロールし、市場競争上優位な立場に立っていくことが、保険会社の最大の課題であると考えられる。 本講演では、保険会社向けのコンサルティング等において豊富な実績・経験を有する講師らの立場から、保険会社の置かれた業務環境と規制環境を再整理し、規制要件だけでなく本質的に意味のある内部管理上の取り組み課題と主要論点を明らかにしながら、経営管理上の全体最適であり、かつ、効率的な態勢整備のための実践アプローチを紹介する。内部モデルを巡る論点などを含め講師らの最先端の知見や取組みを踏まえて示唆するほか、2011年3月のEUソルベンシーⅡのQIS5の実施結果レポート公表、2011年11月予定のカンヌ・サミットの動向など、講演時点までの最新の状況を踏まえて解説するものである。 |
詳細 |
1.保険会社に係る国際保険規制の動向と統合リスク管理高度化 (1)G20・IAIS(保険監督者国際機構) ~金融安定理事会による破綻処理制度整備に関する規制案(2011年11月カンヌ・サミット)等 (2)EIOPA(欧州保険・年金監督機構) ~ソルベンシーⅡ:QIS5、現状の主要論点、バーゼルⅡとの類似性 (3)金融庁 ~統合的リスク管理態勢(保険会社ERM) 2.保険会社に係るIFRS(国際財務報告基準)の動向と主要論点 (1)IFRSの動向の概要 (2)IFRSとソルベンシーⅡとの類似点、相違点 3.保険会社の統合的な資本・リスク管理 ~Pillar2(第二の柱)を巡る論点を中心として (1)内部モデルを巡る論点 (2)統合的リスク管理(保険ERM)と資本管理 (3)Pillar2に関する論点のまとめ 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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