金融機関の内部監査におけるリスク評価と監査計画策定の最新実務及び高度化のポイント リスク・アセスメント、オフサイト・モニタリング、計画策定の実務やベスト・プラクティスの紹介 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-01-11(水) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任監査法人トーマツ 金融インダストリーグループ シニアマネジャー 石塚 岳 氏 79年京都大学法学部卒業、大手邦銀に入行。市場国際部門、英国証券現地法人及び本邦証券子会社で引受業務、デリバティブ商品等開発・営業に従事する等投資銀行業務を長く経験。その後内部監査部門で本部・関連会社監査態勢整備のプロジェクト担当、本部関連会社監査を長く経験。05年にトーマツ入所後は、特に大手行や地域金融機関へのコンプライアンス態勢支援や、内部監査の品質評価・構築支援を担当。著書として『内部監査高度化のすべて』(共著、金融財政事情研究会、10年)。公認内部監査人(CIA)。 |
概要 | 金融機関の内部監査部門にリスクベースの監査が求められるなか、その実現に向け、リスク・アセスメント手法、オフサイトでの被監査業務のリスク変化の把握力、リスクの種類・程度に応じ頻度・深度に配慮した内部監査計画策定といった項目について、たゆまぬ努力や工夫がなされてきた。 しかし、これらの項目のレベルについては、金融機関間での格差が広がってきているのも実態であり、先進的な金融機関の取組みのレベルを射程としつつ、さらなる高度化を図ることが引き続き大きな課題であるといえよう。 本講演では、新年度へ向けた内部監査計画の策定準備も念頭に、実務の最前線に立つ講師の立場から、リスク・アセスメント手法、オフサイト・モニタリング、内部監査計画に関する金融機関の最新の実務について、ベスト・プラクティスの紹介を交えて具体的に解説する。 |
詳細 |
1.序論:金融機関の内部監査部門の最近の動向について ~内部監査への経営者の期待と内部監査部門の組織貢献 2.リスク・アセスメントについて (1)リスク・アセスメント手法について ・ 伝統的なリスク・アセスメント手法の特徴と課題 ・ テーマ監査の充実に伴うリスク・アセスメント手法の変化・高度化 (2)リスク把握のためのポイント ・ 本部のリスクを把握をするための実務 (3)フォワード・ルッキング・アプローチ 3.オフサイト・モニタリングについて (1)オフサイト・モニタリング実施の意義 ・ 被監査部署のリスク変化とオフサイト・モニタリング (2)オフサイト・モニタリング態勢整備のためのポイント ・ モニタリング担当者、モニタリング対象資料・モニタリング記録・情報共有・定期的な評価 ・ 効率的なモニタリングに向けた工夫 4.内部監査計画 (1)重点項目の選定 ・ 重点項目の選定とリスク・アセスメント結果 ・ 重点項目の監査実施への反映について (2)内部監査実施予定の内部監査計画への記載 ・ 内部監査計画と監査実施計画での記載の棲み分け (3)監査人員の充足状況 ・ 内部監査人の充足状況(人数・専門スキル)の分析と内部監査計画 (4)内部監査計画の進捗管理 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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