インデックス運用とETF ~エクスチェンジ・トレーデッド・ファンド~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2000-11-14(火) 13:30~16:30 |
講師 |
バークレイズ・グローバル・インベスターズ 在日代表 岡本 和久 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
インデックス・ファンドは1971年にサムソナイトの企業年金向けに導入されたのが第一号であるとされている。その後、このインデックス・ファンドはより広範なクオンツ運用へと広がりを見せ今日の興隆を見るに到った。本日は、まず、インデックス・ファンドの誕生から成長を支えた理論につき簡単に説明をした後、クオンツ運用の発展過程を実務的側面から概観したい。さらにインデックス運用が機関投資家市場でどのような用いられ方をしてきたかについて述べた後、現在の資産運用業界を取り巻くトレンドのなかで機関投資家市場と個人投資家市場の接近を意味するインスティビジュアル化現象について説明を加え、新たな投資家ニーズに対応したビークルとしての投資信託、とりわけエクスチェンジ・トレーデッド・ファンド(ETF)について解説を行いたい。1990年にカナダのトロント証券取引所で開発されたTIPS35に端を発した上場インデックス投資信託(ETF)はアメリカン取引所のSPDRの興隆を経て、本年、4~6月期にバークレイズ・グローバル・インベスターズが50余の異なった指数に連動するファンド(商品名はiShares)をローンチするに到り新しい成長の局面に入ったと言える。更にこの動きは英国、日本、東南アジアなどにも波及する勢いである。本講演においてはETFの発展の歴史、そのしくみ、そしてなぜ、このように投資家に受け入れられたのか、日本に導入する際の検討するべき事項などにつき概論を述べたい。 講義 詳細1.インデックス運用 (1)理論的展開 ①効率的市場仮説とランダムウォーク理論 ②敗者のゲーム論 ③アクティブ運用の算術 ④アセットアロケーションがリターンを決める (2)インデックス運用からクォンツ・アクティブ運用への展開 ①第一号インデックス・ファンド ②TAA ③ティルト運用 ④取引技法の高度化 ⑤バリューチェーン戦略 ⑥なぜインデックス運用がアクティブにつながるのか (3)運用形態の変遷とインスティビジュアリゼーション化 ①第3の波への発展とインデックス・ファンド ②資産運用業界の四つのトレンド ③インスティビジュアル市場の誕生と成長 2.ETF について (1)急成長する世界のETF市場 ①歴史的推移 ②商品リスト ③商品の概要 (2)流通市場および発行市場 ①流通市場でのフロー ②発行市場でのフロー ③関係者の役割と業務 (3)従来投信との相違 ①アービトラージ ②クローズドエンド投信、オープンエンド投信との比較 ③ETFの優位性 ④証券会社の役割とビジネスチャンス (4)ETFの日本への導入について ①制度上の特例の必要性 ②グローバルな競争 3.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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