M&Aファイナンスの実務と法的諸論点 最新の実務も踏まえて、ローン取引や担保取引の問題点など |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-03-07(水) 13:30~16:30 |
講師 |
東京青山・青木・狛法律事務所 谷笹 孝史 弁護士 01年東京大学法学部卒業。02年 10月弁護士登録(東京弁護士会)。東京青山・青木・狛法律事務所のバンキング&ファイナンスグループの一員として、主にシンジケートローン、買収ファイナンス、証券化・流動化等の案件を手がける。国内大手証券会社のストラクチャード・ファイナンスグループへの出向経験も有し、ストラクチャード・ファイナンスの実務に精通。著作として、「セキュリティ・トラストに関する実務上の諸論点-動産担保を中心として」(NBL、907号)、「セキュリティ・トラストの利用に際して留意すべきポイント」(金融法務事情、1816号)、『合併・買収後の統合実務』(共著、中央経済社)など多数。 |
概要 | リーマンショック以降、我が国のM&A市場は縮小を余儀なくされていたが、近時M&A市場が急速に回復しつつあり、マネジメントバイアウト(MBO)や日本企業による海外企業のM&A(いわゆるIN-OUT案件)を中心として、案件数も増加している。M&A案件の増加により、M&Aファイナンスの利用も急速に増加しており、この傾向は今後も続くことが予想されている。一方、M&Aファイナンスは、一般的なローン取引には見られない様々な特徴を有しており、また、まさに日進月歩の分野であることから、常に最新の実務に触れていることが重要である。 そこで、本講演では、M&Aストラクチャーにつき簡単に確認したうえ、M&Aファイナンスに関する諸論点として、MBO、海外企業買収、フィーの問題や最新判例などをとりあげ、また、ローン取引・担保取引に関する問題点について、最新の実務を踏まえて解説を行うこととする。 |
詳細 |
1.M&Aファイナンスの概要 (1)M&Aファイナンスの種類 (2)基本的なストラクチャー1~非上場会社の買収 (3)基本的なストラクチャー2~上場会社の買収 (4)基本的なストラクチャー3~MBO 2.M&Aファイナンスに関する諸論点 (1)MBO特有の諸論点(利益相反・強圧性排除のための措置等) (2)海外企業の買収特有の諸論点 (3)M&Aに関する最新判例の検討 (4)フィーに関する問題点 (5)その他 3.ローンに関する問題点 (1)総論 (2)各論~貸付実行前提条件、表明保証、誓約事項、期限の利益喪失事由等を中心に 4.担保に関する問題点 (1)総論~担保取得方法・タイミング等 (2)各論~担保対象資産毎の留意点 5.最新動向 (1)「株券等の公開買付けに関するQ&A」公表後における融資証明書の実務 (2)アレンジャーの責任に関する裁判例(名古屋高判平成23・4・14)の検討 (3)その他最新動向 6.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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