ストレステスト実施の手法とインパクト計測の実務 欧州危機や金融規制強化の潮流を念頭に、実践的インパクト計測や実務動向等について事例を交えて解説 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-03-08(木) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任監査法人トーマツ 金融インダストリーグループ マネジャー 岡崎 貫治 氏 慶應義塾大学経済学部卒業。大手金融機関において市場業務に関するコンプライアンス、データベース機関にて信用リスクデータ分析を担当の後、10年監査法人トーマツ入所。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(MBA)。金融機関の信用リスク管理態勢の高度化、ストレステスティング支援、各種計量分析を実施。主な著書(共著)は『信用リスクの測定と管理―Excelで学ぶモデリング』(中央経済社、11年3月)、「マクロ経済効果を考慮したデフォルト確率の期間構造推定」(早稲田大学ファイナンス総合研究所ワーキングペーパーシリーズ、09年5月)。 |
概要 | 本講演はストレステストを巡る最新の実務動向を踏まえたうえ、その実施手法について、また、特にインパクト計測について事例を交え、実践的に解説するものである。 欧州ソブリン問題や金融規制強化の潮流が色濃く残るなか、引き続き2012年も銀行、保険会社、証券会社ほか金融機関、また、商社ほか事業法人にとってストレステストは経営面、実務面の極めて重い課題となろう。世界的金融危機がValue at Risk(VaR)やスコアリング・モデルなどの特定の計量的手法に強く依存したリスク管理体制の問題点を明らかにしたが、近時、その反省も踏まえて、様々なストレス事象を包括的に取り込むことができる、ストレステストへの関心はますます高まっている。 本講演では、ストレスステストの最新実務動向及び実施手法の整理について述べたうえ、インパクト計測における実務上の課題を指摘し、どのように計測すべきなのかを事例を交えて考察する。今後の中長期にわたるストレステストの継続的な運用とリスク管理におけるコミュニケーションツールとなるよう、実務家の目線に配慮した解説を行うこととする。 |
詳細 |
1.ストレステストの最新実務動向 (1)金融規制が求めるストレステスト (2)ストレステストのフレームワーク (3)最近のストレス事象のテーマ 2.ストレステスト実施手法の整理 (1)実施手法の整理 (2)ウィークスポットとリスクアペタイト (3)シナリオ展開の事例 3.インパクト計測の実務 (1)感応度分析 (2)過去ストレス事象をベースとしたインパクト計測(ヒストリカルシナリオ分析) (3)マクロ経済指標のリスクパラメータへの落とし込み(仮想シナリオ分析) (4)仮想シナリオ分析における事例検討 4.まとめ 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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