バーゼルⅢと今後の自己資本管理のあり方 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-07-27(金) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任あずさ監査法人 金融事業部 金融アドバイザリー部 シニアマネジャー 福永 謙介 氏 金融監督庁(現金融庁)に入庁後、保険会社やコングロマリットに関する国際金融監督基準の策定に従事。2001年に当法人入所後は、金融機関向けの信用リスク・統合的リスク管理態勢、バーゼルⅡ・Ⅲ対応、内部監査態勢の高度化などを中心としたアドバイザリー業務に従事。 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
概要 | 2013年3月末から国際統一基準行に対して適用されるバーゼルⅢ告示が確定し、国際統一基準行においては、バーゼルⅢに関するQ&Aや監督指針等関連規定の改正の動向を見据えつつ、3月末基準値算出に向けた体制整備が急務となっています。一方、国内基準行に対するバーゼルⅢ適用の方向性については依然明らかになっていませんが、国内基準行においても、IR資料においてバーゼルⅢベースでの自己資本比率試算値を開示する、あるいはバーゼルⅢを意識した自己資本管理を志向する、といった動きが既に見られています。国際的には健全性規制・監督に係る議論は依然継続されており、各国間の規制・監督制度の同等性を確保する動きが強化される等、今後の国内規制・監督に影響しうる動向として注視しておく必要があります。 本セミナーでは、バーゼルⅢの国内ルールおよび対応上の論点を解説するとともに、国際的な規制動向も踏まえつつ、今後の自己資本管理のあり方について議論します。 |
詳細 |
1.自己資本比率規制 ~規制要件、計算ロジック、実務上の論点を整理する (1)規制資本に係る主な変更 (2)少数株主持分等の参入制限 (3)「意図的保有」から「意図的持合」および「少数出資/その他金融機関等の資本」へ (4)移行期間における計算上の留意点 (5)大規模規制金融機関等の判別 (6)CVA標準的リスク測定方式の理解 2.残された課題 ~グローバル・ベースでの継続検討課題を概観する (1)リスク捕捉強化に係る積み残し課題 ~CCP向けエクスポージャー、DVA、マーケット・リスク (2)レバレッジ比率、流動性比率 (3)G-Sifis(グローバルSifis)、次はD-Sifis(国内Sifis) (4)リスク・ウェイトの「横串」検証 (5)Pillar2再考 3. 質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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