ビッグデータビジネスの興隆と金融業界への示唆 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-04-26(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 主任コンサルタント 鈴木 良介 氏 2004年、株式会社野村総合研究所入社。以来、情報・通信業界に係る市場調査、コンサルティング、政策立案支援に従事。近年では、クラウドおよびビッグデータの効率的かつ安全な活用についての調査を行なっている。近著に「ビッグデータビジネスの時代」(翔泳社, 2011年11月刊行) |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
2011年以降、情報・通信業界を中心に「ビッグデータ」と呼ばれる概念が急速に注目されている。今後は、ビッグデータ、すなわち「高解像」「高頻度」「多種多様」なデータの活用により、事業や社会システムの効率化・高付加価値化が実現されると期待されている。本講演においては、先行するマーケティング業界等における事例を紹介するとともに、金融業界においても適用可能な示唆の紹介など、金融業界におけるビッグデータの活用可能性について紹介する。併せて、ビッグデータビジネスを支援する事業者の動向を概括することにより、ビッグデータ活用支援事業という今後の成長が期待される市場の動向について現況の概括を行うと同時に将来への考察を行う。 講義詳細 1.ビッグデータビジネスの興隆と課題の概括 (1)ビッグデータとは何か? (2)これまでの電子化・自動化の成熟が、ビッグデータ活用を可能にする (3)Google, Amazon.com, Facebookの動向 (4)ウェブサービス事業者のデータは膨大だが、すべてではない (5)これまでの類似概念との違いは何か? (6)クラウドによる国内IT市場の縮小と、高まる新市場開拓必要性 (7)「電子化と自動化」の先に求められる「データからの知見導出」 (8)基本的な計算能力・ストレージ容量やIOの費用対効果の向上 2.利用サイド事業者におけるビッグデータビジネスの効用 (1)クラウドの「のぼり」利用の進展により、情報が自ずと蓄積される (2)データ活用の深化に伴う効用について (3)製品開発、販売促進に関する事例 (4)保守・メンテナンス・サポート、コンプライアンス・不正防止に関する事例 (5)業務基盤・社会インフラに関する事例 (6)ビッグデータの活用を促すサービスモデル・ビジネスモデル ①「通信の隠蔽」(Amazon Kindleを例に) ②「ゼロクリックサービス」(Eye-Fiを例に) ③「速度による中毒化」(Googleを例に) ④「遊休時間・遊休資産活用」(CastOvenを例に) 3.金融業界への示唆 (1)金融業界におけるビッグデータ活用事例 (2)拡大する「ビッグデータ活用支援市場」 4.ビッグデータ活用に向けた課題と対応のあり方 (1)最大の阻害要因は人材不足~人材の育成と獲得はどのように行われるべきか (2)プライバシー・機密情報の利用に関する課題と対策 (3)データの精度の悪さや、誤用・不適切利用に起因する課題 5.ビッグデータビジネスの今後 (1)【予測1】フィジカル・サイバーの連携強化とデバイスの重要性増大 (Online to Offline, Internet of Things, Cyber Physical Systems/ARTEMISの動向) (2)【予測2】「第3の壁」の顕在化~事業者保有データの活用と流通 (Infochimps, Microsoft Azure Marketplace) (3)【予測3】ビッグデータ活用に関するセキュリティ施策の必要性増大 6.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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