米国発:金融業界のモバイル&ソーシャルメディア戦略 ~先端金融事例研究と本邦金融ビジネスへの示唆~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-12-14(水) 13:30~16:30 |
講師 |
グローバルリサーチ研究所 代表 青木 武 氏 1989年慶応義塾大学卒、93年米国イリノイ大学院留学、99年ニューヨーク大学MBA 89年全信連(現信金中央金庫)入会、総合企画部、総合研究所NY駐在、NY支店次長等を経て2009年米国内にグローバルリサーチ研究所を設立 米国における金融・経済・マーケティング関連の調査・研修・ビジネスマッチング等を行う 週刊金融財政事情などに米銀の戦略等について連載執筆中 ニューヨーク証券アナリスト協会会員 (社)日本証券アナリスト協会検定会員 公認内部監査人(CIA) |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォン、そしてiPad等のタブレット型コンピュータの普及により、米国の金融ビジネスは大きく変わろうとしている。銀行では残高照会、支払、入金のようなパソコンでのオンラインバンキングと同様の業務に加え、住宅や自動車購入のサポート、ゲーム感覚の個人資産管理など、GPSやタッチパネル等のパソコンにはない機能を駆使したモバイルのサービスが提供されている。さらに、今や全世界で8億人が利用していると見られるFacebookや、毎日1億以上のつぶやきが飛び交うTwitterなど、ソーシャルメディアの爆発的な普及は、北アフリカの政治体制や米国人のライフスタイルだけでなくビジネスをも変えている。もはや、ソーシャルメディアは企業にとって避けるものではなく、立ち向かい、積極的に利用すべき巨大メディアに成長している。当セミナーでは、米国の銀行、証券会社、保険会社等がどのようにモバイルやソーシャルメディアを利用しようとしているのか豊富な事例をご紹介し、そして日本の金融ビジネスに対する示唆を探るものである。 講義詳細 1.モバイル戦略 (1)銀行の戦略 銀行のモバイルバンキングは、テキストメッセージ、モバイルウェブ、そして専用アプリへと進化している。また、より充実したiPadアプリがリリースされ、さらに顧客向けだけでなく、iPad等は行内用の業務用ツールとしての利用も模索されている。 (2)保険・証券会社の戦略 保険会社では、自動車事故の報告やロードサイドサービスのような実用的なツールがアプリとしてリリースされている。証券会社では、モバイルでのトレーディングが容易に行えるアプリ、そしてマーケット情報が満載のアプリなどへと進化している。 (3)カード会社・決済系会社およびベンチャー企業の戦略 クレジットカード会社は、モバイルでの決済に意欲的であるだけでなく、多くの斬新なサービスを実践している。さらに、数多くのベンチャー企業が革新的なビジネスモデルを競い合っている。 2.ソーシャルメディア戦略 (1)ソーシャルメディアをビジネスにいかに活用するか ソーシャルメディアのビジネス利用のための留意点、FacebookとTwitterの使い分け等効果的な利用方法を考察する。また、Facebook上での株式トレーディング等の最新事例をご紹介する。 (2)プロモーションとしての利用 ソーシャルメディアの持つ双方向性は、顧客獲得やプロモーションに大きな力を発揮できる可能性を持っている。米国金融機関がいかにして顧客を巻き込んだプロモーションを行っているのか、実例をご紹介する。 (3)情報発信および情報取得 米国金融機関は、ツイッターにより情報発信をしているだけでなく、顧客の意見を聞き、収集・分析し、ときに介入し、顧客満足度を上げ、批判をかわすために様々な工夫をしている。 (4)コンプライアンス ソーシャルメディアにはリスクもつきまとう。米国金融機関がどのようにしてリスクを管理し、ソーシャルメディアの運用をコントロールしようとしているのか、最新の事例を探る。 3.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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