楽天とSBIの金融戦略研究

~巨大なプラットフォームと異なるビジネスモデル~
受講区分 会場
開催日時 2011-08-05(金) 13:30~16:30
講師 経営企画研究所
代表
丹羽 哲夫 氏

1971年関西大学法学部卒。長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表。建設省、通産省の委員会委員歴任。著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数。専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新。

詳細 ネットの巨大なプラットフォームを有し銀行・証券・保険などの総合金融業態を目指すグループがある。それは楽天グループとSBIグループであり、着実に成長している。両グループの共通点が顕著であるため、外部から見ると同じネット総合金融会社に見える。しかし、金融商品購入プロセスや個別の金融商品だけでなく、両社の事業内容を詳細に分析していくと今後の目指す未来像は異なる。特に、未来像を実現していくためのビジネスモデルは現在構築中であるが、大きな相違がある。金融グループ形成の経緯から分析し、今後の戦略展開を対比して予測する。これらの分析・予測を通じて各金融業態各社への影響を推測し、今後の戦略に取り入れられる内容である。

講義詳細
1. プラットフォームの潜在力を活かした事業展開
(1)セブン銀行成功の原動力
(2)ソニー金融グループとの違い
(3)ネットによるプラットフォームの潜在力
(4)EC(電子商店街)
(5)連結ネットワーク網 

2.追求するビジネスモデルの相異点
(1)バリューチェーンとの関係
(2)ネット技術の進歩と取り込む金融業務
(3)顧客利用目的に応じたネット&リアル
(4)既存金融業態にない自由度   

3.楽天グループの強みと弱み
(1)日常消費とライフイベント
(2)膨大な会員数と多頻度のアクセス 
(3)強み
(4)弱み
(5)強みを事業機会に活かす  

4.楽天グループにおける今後の戦略オプションと影響
(1)戦略オプション
(2)銀行への影響 
(3)証券への影響
(4)生保・損保への影響

5.SBIグループの強みと弱み
(1)資金運用系ニーズ
(2)多くの連結ネットワーク
(3)ネット&リアル路線
(4)強み
(5)弱み
(6)強みを事業機会に活かす

6.SBIグループにおける今後の戦略オプションと影響
(1)戦略オプション
(2)銀行への影響
(3)証券への影響
(4)生保・損保への影響

7.質 疑 応 答  ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
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