ペイメント・サービスのビジネスモデル革新 ~情報通信技術がもたらす新たな可能性~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-07-12(火) 13:30~16:30 |
講師 |
一般社団法人 金融財政事情研究会 月刊『消費者信用』編集長 浅見 淳 氏 1960年生まれ。83年社団法人金融財政事情研究会に入社。以後「週刊 金融財政事情」「月刊 消費者信用」の編集部に在籍し、リテール金融、ノンバンク分野を主なフィールドにし取材活動を続けている。89年より4年間、「月刊 消費者信用」の編集長を務めた後、「週刊 金融財政事情」に移り、2001年、同誌の編集長に就く。03年4月から、ふたたび「月刊 消費者信用」の編集に携わる。28年間、消費者信用産業と銀行のリテール部門をフィールドに取材活動を続けている。 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
ネット取引を巡る消費者トラブルの増加、カード情報の流出事故の続発などを背景に、クレジットカード決済の安全性が疑問視されており、セキュリティ向上を求める声が高まっている。一方、キャッシング収益の縮減、加盟店手数料率の低減により、カード会社の収益性は低下を続けている。そうしたなか、NFC対応スマートフォンの登場、SNSの発展、セキュリティ技術の高度化など、情報通信技術の革新が、クレジットカードをはじめとしたペイメント・サービスのビジネスモデルを大きく変える可能性が出てきた。カード会社はこの変化に機敏に対応すれば、直面する課題をブレークスルーできるかもしれないが、反面、既存の国際ブランドを核とした決済ネットワークに依存しないスキームが台頭し、収益機会を奪われる可能性もある。現実に起き始めている変化を基に、ペイメント・サービスの将来像を展望する。 講義詳細 1.喫緊の課題となったセキュリティの向上 (1)経済産業省の抱える行政課題 (2)本人認証の強化(3Dセキュア) (3)カード情報の安全管理(PCI DSS) (4)決済代行業の台頭と問題点 (5)消費者庁の動き 2. クレジットカード会社の経営課題 (1)改正貸金業法の影響 (2)加盟店手数料率の逓減 (3)収益力向上に向けた施策 3.変化をもたらすICTの革新 (1)スマートフォンの普及 (2)NFCの標準装備化 (3)SNSの発展 (4)セキュリティ技術の高度化 4.変化の胎動 (1)ペイ・バイ・モバイル実証実験 (2)SNSによる情報発信 (3)フラッシュマーケティング他 5.大転換の大胆予想シナリオ (1)非接触ICカード決済が主流に (2)フェリカベースのインフラの見直し (3)カードも加盟店端末もスマートフォンになる (4)既存の決済ネットワークは不要に (5)ペイメント・サービスの覇権を握るのは… 6. 質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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