保険会社における統合的リスク管理の整備上の課題と方向性 ~ソルベンシーⅡ、IFRSに係る最新動向を踏まえて~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2011-04-13(水) 13:30~16:30 |
講師 |
あらた監査法人 代表社員 原 誠一 氏 代表社員 川端 稔 氏 シニアマネージャー 塩田 強 氏
【原氏】 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
保険会社を巡る経営環境は、急速に変化している。監督・規制については、国内においては、新たなソルベンシーマージン規制の検討及びフィールドテストの実施、監督指針の改定、保険検査マニュアルの改定(案)が公表された。一方、欧州では保険会社のソルベンシー評価の新たな枠組み(ソルベンシーⅡ)が要件を詳細化する段階に至っており、IAIS(保険監督者国際機構)は、今次金融危機を踏まえて監督強化に向けた議論・検討を開始している。財務報告については、IASB(国際会計基準審議会)が保険契約フェーズIIの公開草案を2010年7月30日に公表した。本講演では、上記のような監督・規制や財務報告の動向を踏まえて、本邦の保険会社が統合的リスク管理態勢(保険ERM)を整備するうえでの課題と対応の方向性を提示する。 講義詳細 1.保険契約の公開草案について (1)公開草案の概要 定義、測定モデル、認識および認識の中止、契約獲得費用、アンバンドリング(区分処理)、 配当付契約、再保険、ポートフォリオ移転及び企業結合、ユニット・リンク契約、表示、開示、 経過措置、主要な論点の検討内容 (2)主要な問題点 2.ソルベンシーⅡと国内ソルベンシー規制改定の動向 (1)ソルベンシーⅡの概要 ①ソルベンシーII とは ②3つの柱アプローチ• QIS5の概要 (2)内部モデル手法 ①内部モデルとは ②内部モデル認可④承認プロセス (3)国内ソルベンシー規制の改定の動向 ①ソルベンシー規制改定の動向 ②国内保険会社への影響 3.保険会社の統合的リスク管理(保険ERM) (1)統合的リスク管理の概念整理 ①ERMの目的 ②ERMのプロセス ③ERMに期待される成果 ④一般的なERM高度化のステップ (2)欧米における統合的リスク管理態勢整備の現状 ①国際的な規制・監督の動向 ②格付会社の動向 (3)統合的リスク管理とエコノミックキャピタル管理 ①統合的リスク管理(ERM)とエコノミックキャピタル管理(ECM) ②エコノミックキャピタル管理 ・エコノミックキャピタル管理の概念整理 ・個別リスクの計量化方法 ・複製ポートフォリオと経済シナリオジェネレータ ・ストレステスト (参考)欧米保険会社の事例 4.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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