情報・レピュテーション管理の法務対策 ~ブログ・ツイッターの利用者拡大に対して企業が取るべき具体策~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2010-09-01(水) 13:30~16:30 |
講師 |
フランテック法律事務所 慶應義塾大学法学部・法科大学院講師 金井 高志 弁護士 1985年慶應義塾大学法学部法律学科卒 87年同大学大学院法学研究科修士課程修了 89年弁護士登録 92年米コーネル大学ロースクール修士課程修了 93年英ロンドン大学大学院修士課程修了 96年フランテック法律事務所設立 99年から慶應義塾大学法学部講師 2004年から慶應義塾大学大学院法務研究科(ロースクール)講師 主な業務は新興市場上場会社およびベンチャー企業に関するフランチャイズ分野、コンピュータ・インターネット関係分野などにおける企業法務 『民法でみる知的財産法』(日本評論社)、『フランチャイズ契約裁判例の理論分析』(判例タイムズ社)、『ネットショップ開業法律ガイド』(日経BP社)など編著書多数 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
インターネットの普及率が75%を超え、web2.0時代が到来した今日、ブログやツイッターなど、ネット上のいたるところで個人による書込みがなされている。これら個人から情報を発信するメディアは、ソーシャルメディアと呼ばれ、新たなメディアとして、従来の新聞や雑誌などのマスメディアと同様に、企業の評判(レピュテーション)に大きな影響を及ぼすようになっている。そこで、本セミナーでは、web2.0時代における企業の情報管理の問題やネット上の風評リスクについて、最近の裁判例を含めたケーススタディを紹介しながら解説し、企業が自社のレピュテーションリスクをマネジメントすることの重要性について論じる。さらに、企業がレピュテーションリスクマネジメントを実施するために必要とされる社内体制の構築や、実際にトラブルが発生した際に企業が取りうる具体的な対応策について、法的な観点から解説する。 講義詳細 1.web2.0時代の情報管理 (1)インターネットが双方向性を有するweb2.0時代 (2)個人が発する情報のメディア化 (3)情報発信の主役交代 など 2.インターネット上での名誉毀損や信用棄損 (1)銀行倒産のうわさが携帯メールで広がり、取り付け騒ぎにより預金が流出した例 (2)ビデオテープレコーダーに関する顧客(消費者)からのクレームが消費者による不買運動へ発展した例 (3)牛丼チェーンのアルバイト従業員による悪戯がブログに掲載されたことにより企業の信用が毀損された例 (4)インターネット上の個人の書込みによりラーメンチェーンの名誉が毀損されたことを認めた最高裁判例など 3.社内情報、取引先情報等の流出のリスクの増大 (1)社員によるブログ、ツイッター、掲示板などへの書込みによる企業の未公開情報や営業機密の流出のリスク (2)Winnyによる情報流出のリスク など 4.企業のレピュテーションリスク(風評リスク)マネジメントの必要性 (1)企業のレピュテーションの意義 (2)個人の書込みが企業のレピュテーションに及ぼす影響の重大性 (3)企業が自ら希望するレピュテーションを構築・向上させることの重要性 など 5.トラブルを防止する社内体制構築のための法的整備 (1)就業規則や行動マニュアルの見直し (2)ソーシャルメディアポリシー策定の必要性 (3)ネット上の情報の継続的・定期的な監視などの情報管理体制の確立 (4)社内教育の実施における留意点 6.トラブル発生後における法的対策 (1)情報漏えいが発生した場合の対応策 (2)ネット上に悪評が書き込まれた場合の具体的対応策 (3)プロバイダーへの情報開示請求 (4)差し止め請求・損害賠償請求 (5)社員による情報漏えいや名誉毀損が発生した場合の当該社員に対する懲戒処分についての留意点 など 7.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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