金融検査指摘事例・行政処分事例から考える反社会的勢力対応態勢 ~グレー先顧客の判断・管理など現場での具体的対応を中心に~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-10-05(月) 13:30~16:30 |
講師 |
前川晶法律事務所 前川 晶 弁護士 1995年立教大学法学部卒業 96年11月司法試験合格 99年弁護士登録 岡村綜合法律事務所入所 2006年2月~08年1月財務省関東財務局理財部(金融証券検査官)08年2月増田パートナーズ法律事務所入所 09年8月に前川晶法律事務所を開設 現在、第一東京弁護士会常議委員会委員、同会環境委員会副委員長、日本弁護士連合会公害対策・環境保全委員会委員を務める。主な論文は、「転換期にある金融検査-ベター・レギュレーション下における留意点」(旬刊金融法務事情09年6月15日号)「特集/融資担当者のインサイダー取引の死角」(月刊ファイナンシャルコンプライアンス08年9月号)他 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
平成19年6月に犯罪対策閣僚会議「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」が公表され、その内容を取り込む形で金融機関、保険会社、金融商品取引業者等向けの監督指針の改正が行われ、平成20年3月に施行されている。改正後の監督指針においては、反社会的勢力との関係を一切遮断するために、一元的管理態勢やデータベースの構築が求められているが、いわゆるグレー先の判断・管理、情報収集の方法、暴排条項の導入など現場では悩みが尽きないところであろう。今回の講演では、金融検査指摘事例・行政処分事例を題材にして、現場の目線から「何が可能で、何が不可能か」、「何を、どこまでやるべきか」等を具体的に検討する。 講義詳細 1.反社会的勢力の態様 (1)最近の組織犯罪の情勢 (2)金融機関等がどのように「利用」されているか。 2.金融機関等向けの監督指針の改正ポイント (1)犯罪対策閣僚会議指針の概要 (2)金融機関における「一切の関係遮断」の意味(預金口座、金融商品販売、付随業務、日常的な事務など) (3)重要なパブコメ回答(金融庁の考え方)の確認 (4)実務的観点からの暴排条項導入について 3.現場におけるデータベース構築作業 (1)情報入手の限界とその対処 (2)グレー先の判断及び管理(いわゆるグレー先としてはどのようなものが考えられるか、 どう判断すべきか、どのように管理するかなど) 4.行政処分事例 (1)融資取引における反社関与事例 (2)反社対応と疑わしい取引の管理態勢不十分の事例(反社対応と疑わしい取引・本人確認との関係) 5.金融検査指摘事例 (1)反社対応の評定への影響 (2)反社対応と経営管理(ガバナンス)との関係 (3)個々の指摘事例の検証 6.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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