環境債務・炭素債務の定量評価と企業業績へのインパクト |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-07-29(水) 13:30~16:30 |
講師 |
KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役 公認会計士 環境計量士 魚住 隆太 氏 株式会社ニッセイ基礎研究所 保険・年金研究部門 上席主任研究員 川村 雅彦 氏
【魚住氏】 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
2008年3月、「資産除去債務に関する会計基準」を企業会計基準委員会が公表した。企業には環境債務の認識、集計、開示が2011年3月期より強制適用されるが、企業側の対応は必ずしも進んでおらず、同基準に対する誤解も見受けられる。そこで同基準の要求事項と主な環境債務である土壌汚染処理、アスベスト対策、PCB処理への適用について解説し、企業業績に与える影響を考察する。 一方、CO2排出量の「見える化」が世界的に進んでいる。日本では「温室効果ガス算定・報告・公表制度」が2006年度分から適用された。そこで企業業績に影響を与える「炭素債務」を考慮した自己資本利益率(C-ROE)を試算した。今後、投資家も新たな視点からの企業評価が必要であろう。 講義詳細 Ⅰ.「環境債務」の実態と対処法(魚住氏) 1.国際会計基準とのコンバージェンス 2.資産除去債務会計基準の概要 3.環境負債と同基準への対応 ~2011年3月期の適用を踏まえた対処法 4.環境債務と会計処理 (1)土壌汚染 (2)アスベスト対策 (3)PCB処理 5.企業業績への影響 Ⅱ.動き出した「炭素債務」(川村氏) 1.CO2排出量の「見える化」の世界的な動き 2.「温室効果ガス算定・報告・公表制度」の狙いと集計結果 3.規制強化への布石 (1)環境税 (2)キャップ付き排出量取引 (3)国際的な炭素債務の会計ルールの潮流 4.「炭素債務」の考え方 5.炭素債務を考慮した自己資本利益率(C-ROE)の試算 (1)投資家からの情報開示要求 (2)炭素債務の定量化 6.企業業績への影響 Ⅲ.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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