生損保・郵政3社・販売チャネルの最新動向と今後の展望 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-03-16(月) 13:30~16:30 |
講師 |
インスプレス 代表 保険ジャーナリスト 石井 秀樹 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
昨年の米国発の世界的な金融危機を境に日本経済も大きく変貌した。株価の低迷と急激な円高の進行は自動車業界など基幹産業において大量の非雇用社員のリストラが進められたほか、輸出産業を下支えする中・零細企業への受注減など深刻な影響が出ている。保険業界は金融危機の発端となったサブプライムローン関連の債券保有などの影響は少なかったものの、下期に入ってからの株安は一時バブル崩壊時を下回るなど急激に落ち込みを見せた。その後、やや回復したが8千円台前半と低迷、有価証券含み損の拡大など08年度決算は厳しい内容となりそうだ。また、米国ではAIGが米政府の管理下に置かれ、傘下のアリコ生命はじめAIGエジソン、AIGスターと生保部門の売却が決定するなど日本の保険業界にも衝撃が走り、“保険業界も再編”との声も出た。こうした環境の激変の中で、生保会社はより一層の効率化と収益確保の戦略作りが求められているが、その中で鍵となるのは販売チャネルの動向だ。一昨年10月の郵政民営化による郵便局会社、かんぽ生命、ゆうちょ銀行による保険販売、同じく12月の銀行窓販の全面解禁から1年を経過したが、銀行の保険販売は、個人年金保険(変額・定額)を除くと、まだ成果は上がっていない。郵政3社も実質的な販売がスタートは下期からとなった。一方、ニューチャネルの一つとして急増した来店型店舗も、新たなビジネスを包含してきている。また、昨年は2社のネット専門の生保会社が登場した。こうした中、伝統的なチャネル(営業職員・損保プロ代理店)にも今大きな変化がでてきている。今回のセミナーでは、スタート1年を経過した巨大チャネル及びニューチャネルの取り組みを振り返るとともに、これからの保険流通の変化を探ってみる。 講義詳細 1.保険業界を巡る環境変化とチャネル戦略 (1)米国発の金融危機と保険業界の構造変化 (2)進むチャネル多様化と効率化戦略 (3)変る保険マーケットとチャネル戦略 (4)主要生保のチャネル構造の現状と変化 2.郵政3社の保険販売と銀行窓販全面解禁の1年と課題 (1)「ゆうちょ銀行」、「かんぽ生命」、「郵便局会社」の現状 (2)郵政3社の保険販売開始1年で見えてきたこと (3)銀行の保険販売―銀行の戦略、保険会社の戦略― (4)都銀・地銀(第二地銀)・信金信組の温度差と商品選択 3.来店型店舗での保険販売とビジネスモデルの変化 (1)増加する来店型店舗の現状-保険会社店舗も増加― (2)先行・全国展開型店舗のビジネスモデル変化 (3)FC型店舗展開のビジネスモデル (4)顧客接点と来店型店舗の課題―比較、コンプラ、人材育成― 4.ネット専用保険会社の登場と既存保険会社へのインパクト (1)少子高齢化と保険の中核市場(20~50代前半) (2)保険マーケット(職域市場)の変化、ネット代理店サイトの増加 (3)販売規制の強化、商品選択、価格比較意識の向上 (4)ネット生保(2社)の現状とこれからの課題 5.おわりに―伝統的チャネルに未来はあるか― (1)環境変化と伝統的チャネル(営業職員、プロ代理店、企業代理店) (2)商品・顧客ニーズ変化と伝統チャネル (3)一社専属チャネルの役割の変化 (4)これからの保険販売 6.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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