金融機関のブランド戦略 ~団塊世代の獲得方法をふまえて~ |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2007-06-05(火) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社 アサツーディ・ケイ 第8コミュニケーションプランニング局 ルーム長 橋本 之克 氏 1986年東京工業大学卒 読売広告社入社 95年日本総合研究所入社 事業企画部研究員 98年アサツーディ・ケイ入社 金融業界を中心にマーケティング戦略やブランド戦略のプランニングを実施 銀行、保険、証券、投信、クレジットカード、消費者金融など60を越える国内外の金融機関の業務に携わる 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 東京商工会議所2級カラーコーディネーター 寄稿、講演など多数 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
本講演は、金融機関がブランド戦略にどう取り組むべきか、具体的な事例や実際に活用されている手法を紹介しつつ、顧客を獲得するためのヒントを提供することを目的とする。金融機関が行うリテイル戦略において、顧客と接する場面における全ての活動はブランド作りのチャンスである。これらは「ブランド接点」と呼ばれるものであり、広告、パンフレット等のツール、WEBサイト、カードフェース、店舗など多岐にわたる。これらを適切に作り運用することによって、人々の心の中に理想的な金融機関像(=ブランド)を作り、顧客獲得につなげることができる。ブランド戦略は顧客獲得に関わる全ての業務で意識されるべき重要なものだ。誤解(目的はイメージアップだ、ロゴマークや企業コピーを作ればよい、トップが作ったものを現場に落としていく、など)のないよう注意すべきである。また金融商品は購入に至る動機や理由などに関して、消費財と異なる点が多いことも認識しなければならない。ブランド戦略においても単なる好意の獲得や、憧れの存在になることのみでは不十分だ。かといって安心を訴求するのみでも差別性が生まれにくい。独特な商品である「お金(金融商品)」の特性や、これに対する顧客の心理を把握せずに取組むと、誤った戦略の構築につながる危険がある。本講演では金融商品の独自性を明確にしたうえで、金融機関によるブランド戦略への取組み方、注意すべき点を整理する。さらにブランド戦略の実践に活用できる考え方や手法を、極力具体的に、さまざまな角度から詳説する。同時に、投資、保険、カードなどさまざまな金融商品の事例やデータを解説し、さらに重点顧客である団塊世代の獲得方法も紹介していく。 講義詳細 1.金融機関において必要なブランド戦略とは? (1)リテイル戦略における位置づけ (2)ブランドはどのように創られるか、その効果は何か 2.金融機関によく見られるブランディングへの誤解 (1)ブランドとブランディング (2)意外に多い「顧客とのブランド接点」 (3)金融商品の独自性と、ブランディングにおける留意点 (4)金融では特に重要な視聴覚への感性訴求 3.金融機関のブランディングにおける具体的な手法 (1)ブランドイメージの等高線MAP分析 (2)ブランドパーソナリティの分析手法 (3)ブランドアイデンティティにおける「したいこと」「すべきこと」「できること」 (4)顧客が主語になるブランドスローガンとは (5)ブランドカラーのイメージに対する影響 (6)ブランドネームで考慮すべき「耳なじみ」 (7)グループブランドのコミュニケーション (8)金融機関のブランド戦略事例 ~銀行、カード その他 4.ブランディングによる「団塊世代」ターゲットの獲得 (1)団塊世代の意識や行動 調査分析結果 (2)団塊世代獲得のポイント (3)団塊世代へのアプローチ事例紹介 ~投資信託、保険、その他 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |