ヘッジファンド戦略投資アロケーション ~収益の源泉(リスク)の変遷と今後投資家がとるべき行動~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-09-21(水) 13:30~16:30 |
講師 |
マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ マネージング・ディレクター 白木 信一郎 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
近年、ヘッジファンドを中心とする絶対収益追求型の運用が急増している。過去10年間でいわゆるヘッジファンドの運用総額は全世界で、1995年の約6兆円から2005年現在の約70兆円まで実に約12倍にも増加したといわれている。同時に、当初株式ロング・ショート取引が主流であった運用手法もマクロ戦略、金利アービトラージ戦略、イベント・ドリブン戦略、株式マーケット・ニュートラル戦略等に多様化してきた。さらには、これまではプライベート・エクイティ投資の範疇に入れられていた、流動性の低い市場への投資もヘッジファンドの投資戦略の一手法に含められつつあるようである。言い換えれば、市場規模の拡大に伴い、運用者が狙う収益の源泉(リスク)が多様化してきたといえる。今回の講座では、最初に過去の戦略とその収益の源泉の推移を検証する。次に、現在ヘッジファンドが急増している背景と、それらのファンドが採用している投資戦略について述べながら、その戦略の収益源となる市場の収益機会について考える。たとえば、絶対収益追求型のファンドにとって、これまでは最大の資本市場であるアメリカの証券市場がその投資対象の大半であったが、近年、ヨーロッパ、日本、アジア地域にも注目が移っている。それらの市場は比較的流動性が高いうえに、市場に非効率性(アノマリー)が生じやすいため、ヘッジファンドの投資対象として魅力的である。最後に以上のことを踏まえて、投資家として今後のヘッジファンドの投資戦略のアロケーションをどのように持つべきかについて論じていく。 講義詳細 1.ヘッジファンドの投資戦略の種類と定義 (1)ロング・ショート戦略をはじめとする様々な戦略の種類と定義 (2)各戦略の内容と代表的な取引例の説明 2.過去の投資戦略における収益の源泉とその変遷 (1)黎明期の戦略とその収益の源泉 株式ロング・ショート、マクロ戦略等 (2)1990年代後半の主な戦略とその収益の源泉 金利アービトラージ戦略 (3)2000年以降の戦略の多様化と収益の源泉の変化 3.現在見られるヘッジファンド投資戦略の新潮流 - 新しい市場、地域での収益の可能性 (1)株式マーケット・ニュートラル戦略に見られる市場における収益機会の定量分析 (2)マルチ戦略運用、ファンド・オブ・ファンズに学ぶ現在の収益機会の定性分析 (3)エマージング市場、未上場株式投資等の流動性リスクを収益の源泉とする投資戦略 (4)商品先物市場等の高い市場の変動性を収益の源泉とする投資戦略 (5)英国・欧州市場でのヘッジファンドの活動と収益性 (6)日本・アジア市場でのヘッジファンドの活動と収益性 4.今後収益が見込まれる戦略・地域を念頭においた投資家のアロケーション戦略について (1)定量面からの分析-ヘッジファンドの投資戦略・地域の最適なポートフォリオ (2)定性面での補足-ヘッジファンドの投資戦略・地域の最適なポートフォリオ (3)今後予測される市場動向とヘッジファンド投資戦略のポートフォリオについて (4)今後のヘッジファド投資のリスクと留意点 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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