生命保険会社の収支構造の分析【最新版】 ~保険販売・資産運用・ALMからみた2023年度までの実績を踏まえて~ |
受講区分 |
会場 オンライン |
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開催日時 | 2024-12-20(金) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社ニッセイ基礎研究所 保険研究部 主任研究員 安井 義浩 氏
経歴:1987年、日本生命保険入社、主計部、財務企画部、ニッセイ同和(現あいおいニッセイ同和)損保などで、決算・収支計画、商品開発(保険料、責任準備金の算出等)等を経て、2012年より現職。保険会社の業績動向やリスク管理手法の調査・研究に従事。 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 【本セミナーで得られること】 ・生命保険会社の保険業績や収支状況の推移 ・基本的な保険商品の仕組みと資産運用・ALMの仕組み、資本規制などとの関係 【推奨対象】 生命保険会社のリスク管理、企画、商品、運用、経理・主計、監査部門の責任者・実務担当者 また、生命保険会社の経営分析に興味のある方々 【概要】 私が生命保険会社に入った1987年当時はバブルに向かう右肩上がりの時代で、その後バブルは崩壊し、1990年代以降は実質的に破綻する保険会社が相次ぎました。国内金利は低下の一途をたどりましたが、現在では上昇の兆しもあるようです。また国内外の株価、海外金利や為替の動向が大きく変動する時期もあります。生命保険会社の販売業績や収支動向は、そうした状況をもちろん反映していますが、財務諸表を一見しただけではわかりにくい面があります。 本セミナーでは、生命保険会社の収支状況を理解するために必要な知識、すなわち保険の基礎的な仕組み、保険商品の販売業績・収支、資産運用収支の構造とこれまでの推移や、ALM的な考え方などを、図解も交えて、できる限り平易に説明します。また保険会社のリスク管理も高度化し、経済環境等の変化に対応できるよう徐々に進化しています。わが国でもまもなく導入される経済価値ベースの資本規制については、基本的な考え方に少しだけ触れる程度としますが、むしろその前提となる生命保険の仕組みに関する情報を中心にご提供できればと考えています。 ※本セミナーは<a href="https://www.seminar-info.jp/entry/seminars/view/3/6079" target="_blank" rel="noopener noreferrer">2023年12月21日開催のセミナー</a>を直近の決算情報をもとにアップデートしたものとなります。 |
詳細 |
1.生命保険の仕組みと主な財務諸表の見方 (1)保険商品の成り立ちと生命保険会社の収支の仕組み (2)損益計算書と貸借対照表 2.保険販売業績の推移 (1)保有契約、新契約 (2)年換算保険料表示 (3)主たる保険商品など(第三分野、金融機関窓販、外貨建保険、健康増進保険) 3.保険関係の収支 (1)保険料 (2)保険関係支払金(保険金、年金、給付金等) (3)事業費 (4)責任準備金 (5)再保険 4.資産運用関係の収支 (1)インカム収支と基礎利回り (2)キャピタル損益 (3)ALMの必要性 (4)ALMと区分経理 5.利源分析と基礎利益 (1)利源分析の概要 損益計算書との関係 (2)基礎利益 6.剰余金とその行方 (1)剰余金の実態 (2)契約者配当 (3)「自己資本」の充実 7.ソルベンシーマージンや資本規制など (1)現行ソルベンシーマージン比率とその課題 (2)経済価値ベースのソルベンシーとエンベディッド・バリュー(EV) 8.質疑応答 ※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。 ※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。 ※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |