金融機関における生成AIを活用した内部監査への実務ポイント

~最新の活用事例と生成AIをめぐる規制動向~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-09-26(木) 13:30~15:30
講師 PwC Japan有限責任監査法人
吉澤 豪 氏 ディレクター
三原 亮介 氏 マネージャー
挽田 健治 氏 シニアマネージャー

【吉澤 豪 氏】
経歴:外資系IT企業および大手監査法人を経て現職。PwCでは、会計・監査とデジタル技術の知見をもとに、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンスおよび内部監査の領域におけるDX推進やAI・データ分析導入支援などの業務を提供。
大手監査法人では、AIを利用した仕訳の異常検知システムのプロダクトマネージャーとして次世代監査手法の研究開発・運用・推進をリードし、グローバルファーム全体の監査の変革に取り組む。また、製造業・情報通信業を中心に会計監査・内部統制監査やIFRS導入支援、内部統制アドバイザリー業務などを10年以上提供した経験を有する。
外資系IT企業では、ITエンジニアとして経理・財務領域における汎用系・Web系の基幹業務システムおよびデータウェアハウスの開発・保守、オフショア開発体制におけるプロジェクトマネジメントなどを経験。
現在、組織内のAI CoE 主幹
資格:公認会計士(日本)、情報処理技術者(ソフトウェア開発技術者)

【三原 亮介 氏】
経歴:国内大手SIerにおいて、海外子会社設立時の情報セキュリティ管理体制の構築、システムリスク管理態勢等の構築などに従事。また多数の情報システム開発・保守運用等に従事。
PwCグループ参画後は、金融機関や事業法人に対するグループガバナンスの構築、内部監査のコソースおよび高度化支援などに従事している。テクノロジーやデータを活用した内部監査の高度化支援業務、生成AIやプロセスマイニングを活用したDX推進業務やAIガバナンス構築支援に従事。
組織内 AI CoE ガバナンス担当
資格:CISA(公認情報システム監査人)

【挽田 健治 氏】
経歴:日系の大手自動車グループや、大手アパレルホールディングスの従業員として、EA策定、次世代インフラ基盤企画、基幹システム更改、SOX対応(日米)、GDPR、個人情報保護法、CMMI、ITIL、ISMS等、多数の情報システム関連の案件に従事。
コンサルタントとしては、IPO・セキュリティ事故対応に伴う統制環境整備やセキュリティ管理態勢整備の一環として、ISO27000認証取得支援、ISO27014、ISO38500態勢整備支援を実施。また、FINTECH・ブロックチェーン事業組成支援などにも携わり、事業組成と合わせて資金決済法(第三者型前払式支払手段、資金移動業等)・金商法にかかるセキュリティ・リスク管理態勢構築や金融関連のプロジェクトアセスメント(FISC準拠)を手掛ける。
組織内 AI CoE テクノロジートレンド担当

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融サービスは、社会状況の変化とさまざまな技術革新に対応する必要があります。なかでも近年、生成AIと呼ばれる技術が注目されています。生成AI(ジェネレーティブAI)は、その先進的な機能により、金融サービスにおける新たな価値創造や問題解決への貢献が期待できます。
本セミナーでは、生成AIの効率的な利用方法について解説し、金融サービスにおける適用事例や効果を紹介します。特に、金融機関の内部監査における生成AIの利用可能性と課題について最新動向を踏まえて、考察します。
また、内部監査は、金融機関の経営効率やリスク管理を評価し、改善策を提案する役割ですが、監査対象の範囲や深さ、監査結果の品質や信頼性、監査プロセスの効率性などに問題があります。これらに対しても生成AIは、問題を解決するツールとなり得ることを紹介します。
さらに、今後、内部統制・内部監査の重要な論点として、上がってくるAI自体への統制や監査についても、国内外の法制動向と合わせて紹介します。
(参考になるプロンプトなどの情報も資料提供と合わせてさわりを紹介します。)

【本セミナーで得られること】
・金融内部監査実務で押さえておくべき生成AIに関するトレンド
・金融内部監査実務における生成AIの適用・対応に関する最新ユースケース
・生成AIを取り巻く各国の規制動向と内部監査に求められる対応への示唆
・業務適用にむけたTipsや工夫に関する知識

【推奨対象】
金融機関の内部監査業務に携わる方、リスク管理部門
詳細 1.金融機関の内部監査における生成AIの利用可能性と留意点
(1)生成AIの利用可能性と留意点
(2)組織全体の見える化
(3)一般的なユースケース例(規制対応に関する生成AI活用)

2.生成AIを用いた内部監査実務にむけての最新ユースケース
(1)監査プログラム実施の自動化
(2)コンプライアンスリスク評価の自動化
(3)カルチャー監査の生成AIを利用した自動化
(4)オフサイトモニタリングレポートの自動化
(5)下請法評価の自動化
(6)内部統制リスク評価の自動化

3.AIガバナンスに係わる規制やガイドラインの国内外の動向
(1)国際動向(G7、米国、EUの概要など)
(2)国内動向(AI事業者ガイドラインとFDUAのガイドラインの概要)

4.内部監査部門がAIを監査・認証する際の論点

5.質疑応答
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