金融庁の方向性を踏まえた保険会社の経済価値ベース規制最終化と導入における対応【2024最新版】

~経営・実務における論点と目指すべき姿~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-07-10(水) 9:30~12:30
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
代表取締役
森本 祐司 氏

経歴:東京海上火災保険にてALM、リスク管理等の業務に従事 1998年には日本銀行金融研究所において金融工学関連の研究を行う その後複数の外資系投資銀行を経て、2007年1月にキャピタスコンサルティングを設立 保険会社や銀行のリスク管理に関するアドバイス業務に長年従事 東京大学大学院経済学研究科非常勤講師 東京工業大学理学院数学コース非常勤講師  日本保険・年金リスク学会(JARIP)副会長 東京リスクマネジャー懇談会(TRMA)前共同代表
資格:日本アクチュアリー会準会員、日本証券アナリスト協会検定会員
書籍:「経済価値ベースの保険ERMの本質」 「ゼロから分かる金融リスク管理」「【全体最適】の保険ALM」など

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 2024年5月29日、金融庁から「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する残論点の方向性等について」が公表されました。
いよいよ、2025年度から経済価値ベースのソルベンシー規制の導入にむけた動きが本格化することが想定され、各社それぞれに準備を進めているものと考えています。
この規制が保険会社にとっても有用であるものとするためには、「3つの柱」すべてが正しく機能することが重要です。そのためにも「第1の柱」の内容や、計算上の細かい部分に振り回されることなく、経済価値ベースの本質を正しく理解するということが、規制側にも保険会社側にも求められます。
本セミナーでは、改めて今回の新たな規制導入の意義を考えるとともに、それがなぜ有用なのかということについて改めて考えます。そのうえで、保険会社が目指すべき経済価値経営の在り方、さらには実務対応上の論点等について検討していきます。(なお、保険経済価値の理解には、本来は保険負債経済価値評価の理論を理解する必要がありますが、本セミナーではそこはごく簡単に扱うものとし、詳細については、10月開催予定の理論編セミナーで詳しくカバーする予定です)

※当日までの公表情報によっては講演項目・内容に一部変更の可能性がございます。

【本セミナーで得られること】
・経済価値ベース保険規制に関する知識と理解
・経済価値ベースを活用した目指すべき経営・実務の方向性

【推奨対象】
保険会社、共済のリスク管理、企画、商品、運用、監査部門の責任者・実務担当ならびに経済価値ベースソルベンシー規制に関心のある方
詳細 1.経済価値ベース規制導入に向けた金融庁の検討状況
(1)経済価値ベース規制の議論ポイント
(2)現時点での方向性
(3)改めて「論点」について考える

2.経済価値ベースの考え方を再考する
(1)「価値を考える」とは何か
(2)保険会社における経済価値管理の有用性
(3)現行会計との対比

3.保険会社の目指すべき経済価値経営とは
(1)経済価値ベースでのRAFの構築
(2)PDCAサイクルの再検討
(3)経済価値文化の醸成

4.実務上の論点と考え方
(1)「ロック・イン思考」からの脱却
(2)「組織慣性」呪縛からの解放
(3)「第2/第3の柱」を有効に活用

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp