【長期配信】保険業界における「独占禁止法」と「最善利益義務」の対応を踏まえた顧客本位の取組みの実践

~公正取引委員会出向経験弁護士と金融庁出向経験弁護士によるパネルディスカッションで立入検査の実態に迫る~
受講区分 オンライン
開催日時 2024-04-15(月) 13:00~13:00
講師 のぞみ総合法律事務所
大東 泰雄 氏 パートナー弁護士
吉田 桂公 氏 パートナー弁護士
安田 栄哲 氏 弁護士

【大東 泰雄 氏】
元公正取引委員会事務総局審査局審査専門官(主査)
CFE(公認不正検査士)
略歴:1997年3月慶應義塾高校卒業。2000年11月司法試験合格。2001年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2001年4月司法研修所入所。2002年10月都内法律事務所入所。2007年のぞみ総合法律事務所入所。2009年4月~2012年3月公正取引委員会事務総局審査局審査専門官(主査)として独禁法違反被疑事件の審査・審判実務に従事。2012年3月一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務専攻修士課程修了。2012年4月のぞみ総合法律事務所復帰。2019年4月-現在慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)非常勤講師(経済法BP・WP担当)。
日本経済新聞社「企業が選ぶ弁護士ランキング 独禁・競争法分野」に選出(2022年12月)、「Who's Who Legal:Japan」Japan-Competition分野に選出(2021年11月、2023年10月)。
主要取扱業務は、独占禁止法・下請法(事業活動に関する相談、態勢整備、社内調査・リニエンシー申請、当局の調査対応等につき、公取委勤務経験を踏まえた実践的なアドバイスを提供)、景品表示法等、内部通報・企業不祥事対応・コンプライアンス、企業法務全般。
著書等として、「独占禁止法の実務手続」共著(中央経済社)、「全訂版ビジネスを促進する独禁法の道標」共著(第一法規)、「論点体系独占禁止法<第2版>」(第一法規)ほか多数。

【吉田 桂公 氏】
元金融庁検査局検査官
MBA(経営修士)、CIA(公認内部監査人)、CFE(公認不正検査士)
略歴:1998年3月東大寺学園高校卒業。2002年11月司法試験合格。2003年3月東京大学法学部卒業。2003年4月司法研修所入所。2004年10月のぞみ総合法律事務所入所。2006年4月~2007年3月日本銀行決済機構局、2007年4月~2009年3月金融庁検査局に出向。2009年4月のぞみ総合法律事務所復帰。2023年3月中央大学ビジネススクール卒業(優秀論文賞・南甲倶楽部賞 受賞)。
主要取扱業務は、金融レギュレーション対応(保険業法、銀行法、金融商品取引法等)、内部監査支援、企業のコンプライアンス態勢構築支援、訴訟・金融ADR対応、調査委員会活動等。保険会社(生保、損保)、保険代理店、保険仲立人、銀行等のコンプライアンス態勢(内部規程、組織体制等)の構築支援等を多数手がける。
著書等として、「保険代理店の内部監査事例」(金融財政事情研究会)、「JSA-S 1003 保険代理店サービス品質管理態勢の指針 解説」(日本規格協会)ほか多数。
保険会社・保険代理店・保険仲立人・銀行等の社内研修も多数担当しており、金融庁での研修実績も有する(検査官向けに、改正保険業法について解説)。

【安田 栄哲 氏】
元金融庁監督局保険課
略歴:2006年3月久留米大学附設高校卒業。2010年3月早稲田大学法学部卒業。2013年3月慶應義塾大学大学院法務研究科卒業、同年9月司法試験合格、同年11月司法研修所入所。2017年12月のぞみ総合法律事務所入所。2017年4月~2021年7月慶應義塾大学法科大学院講師(民事手続法)、2021年7月~2023年12月金融庁監督局保険課に出向(課長補佐(法務)、法令等遵守調査室及び総合政策局総合政策課金融行政モニターサポートスタッフを併任)。2024年1月のぞみ総合法律事務所復帰。

概要 ※本セミナーは2024/4/12に開催・収録したセミナーの長期配信です。

2023年12月に、大手損害保険会社が、独占禁止法(カルテル規制)に抵触すると考えられる行為等を行ったとして、行政処分を受けるなど、保険業界においても独占禁止法対応は重要論点となっています。また、同年11月に成立した改正金融商品取引法等では、「最善利益義務」(顧客等の最善の利益を勘案しつつ、顧客等に対して誠実かつ公正に業務を遂行する義務)が導入され、保険業界においても、顧客本位の取組みをより一層進展させる必要があります。
本セミナーでは、こうした近時の行政や法改正の動向を踏まえ、公正取引委員会への出向経験のある弁護士、金融庁検査官経験のある弁護士及び金融庁監督局保険課への出向経験のある弁護士が、保険会社等が取り組むべき独占禁止法の実務対応策(カルテル防止策等)や、最善利益義務の対応上の留意点、また、公正取引委員会と金融庁の立入検査の違い、公正取引委員会の立入検査の実態等について、解説します。

【本セミナーで得られること】
・独占禁止法に関する基礎的な知識と理解
・公正取引委員会の実務を踏まえた独占禁止法(カルテル・談合)への実務対応
・公正取引委員会の立入検査の実態と対応
・最善利益義務に関する基礎的な知識と理解
・最善利益義務への実務対応

【推奨対象】
保険会社・保険代理店・保険仲立人の法務・コンプライアンス部門・責任者・実務担当者
保険会社・保険代理店・保険仲立人の内部監査部門・責任者・実務担当者
詳細 1.保険業界における独占禁止法対応上の留意点<大東泰雄氏>
(1)独占禁止法の全体像
(2)カルテル・談合をするとどうなるか
(3)カルテル・談合の予防対策~カルテル・談合に巻き込まれないために
(4)カルテル・談合の早期発見策
(5)カルテル・談合の有事対応策~万一、カルテル・談合に巻き込まれてしまったら

2.保険業界における顧客本位の取組みの実践~「最善利益義務」対応上の留意点<吉田桂公氏・安田栄哲氏>
(1)最善利益義務とは
(2)最善利益義務の実務への影響
(3)最善利益義務への実務対応策

3.パネルディスカッション~公正取引委員会の立入検査の実態に迫る
<ファシリテーター:安田栄哲氏、パネラー:大東泰雄氏、吉田桂公氏>
(1)公正取引委員会と金融庁の立入検査の違い
(2)公正取引委員会の立入検査の実態
                   ・・・など
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