【長期配信】投資におけるジオポリティカルリスクおよびマネロンを取り巻く最新実務動向 ~米中対立を踏まえた投資デューデリジェンスの留意点と関連法制・各関連GPの対応~ |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2023-10-30(月) 13:00~13:00 |
講師 |
株式会社ゆうちょ銀行 コンプライアンス部門 統括役 木嶋 謙吾 氏
(きじま けんご) |
概要 | ※本セミナーは2023/10/27に開催・収録したセミナーの長期配信です。 中国企業に限らず、プライベートエクティ投資のデューデリジェンスにおいて、企業及びその関係者のバックグラウンドチェックは必須であり、多くの場合は調査会社を利用して、投資対象企業と主要な関係者のバックグラウンドを調査しています。10数年前の中国企業のバックグラウンドチェックで最も頻繁に直面したのはAML/CFT対策においても重要となる、贈収賄リスクでした。現在でも、贈収賄リスクは重要なリスクの一つではありますが、この数年に関しては米国と中国の覇権争いに起因するジオポリティカルリスク(地政学的リスク)の顕在化が、中国企業へのプライベートエクティ投資の重要な障害になっています。 政治及び軍事的に米国と協調して中国に対峙している日本の金融機関がOFACリストをAML/CFT審査上の主要制裁者リストとして利用していることから、ジオポリティカルリスクを主因とする制裁対象者または制裁対象企業が増えることは日本の金融機関にとって対岸の火事ではありません。 本セミナーでは、ジオポリティカルリスク(地政学的リスク)の概況を踏まえつつ、投資・審査において留意すべきポイントと現地(米国・中国・香港)の状況ならびに実務上の対策に関して論じたいと思います。 【本セミナーで得られること】 ・中国のジオポリティカルリスク(地政学的リスク)に関する基礎的な知識と理解 ・中国のジオポリティカルリスク(地政学的リスク)に対する実務対応 ・投資先のDD(デューデリジェンス)の留意点と関連法制 ・香港に拠点を置くGPの対応状況 【推奨対象】 ・プライベートエクイティ投資を行っている金融機関 (アセマネ、GP運用会社、証券会社、銀行、信託銀行、保険会社、信用金庫等) ・投資・運用部門、デューデリジェンス担当部門、法務部門、コンプライアンス部門、内部監査部門、リスク管理部門の責任者・実務担当者 |
詳細 |
1.AML/CFT審査態勢において金融機関投資家が求められるジオポリティカルリスク(地政学的リスク)に関連した投資運用会社の審査に関して (1)運用会社のDDの留意点 (2)投資先が制裁者リストに掲載された場合の運用会社の対応方針の確認 2.AML/CFT審査態勢において金融機関投資家及び委託先運用会社が求められるジオポリティカルリスク(地政学的リスク)に関連した審査に関して (1)投資先のDDの留意点 (2)投資先の情報収集に係る中国国家情報法等の対応 (3)現地調査会社と弁護士事務所の効果的な利用方法 3.近時のテーマ「中国投資に関するジオポリティカルリスク(地政学リスク)」の概況 (1)ジオポリティカルリスクの顕在化 (a)投資先デューデリジェンスにおける近時の課題について~AML/CFT上の「贈収賄リスク」と新たなリスク要素~ (2)政治色の強い規制 4.香港に拠点を置くGPの認識 (1)現地GPの認識と対応状況 (2)リスクが高い分野 (3)リスクが低い分野 (4)リバースCFIUSへの対応 5.中国企業に対するバックグラウンドチェックに関する対応 (1)米系GP及び香港系GPの対応 (2)中国本土の情報に関係する規制強化とその対応策 6.まとめ ~受講者の声~ ================================ 講師の方の見解もお話いただきながら解説いただいたため、勉強になりました。 米国や中国、香港の現在の状況を踏まえて投資上の留意点をお話いただき、参考になりました。 ================================ |
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