買収ファイナンスにおけるサステナビリティ・リンク・ローンの実務上の重要ポイント ~SLLの考え方とドキュメンテーションの基礎~ |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2023-11-08(水) 13:30~16:30 |
講師 |
TMI総合法律事務所 弁護士 伯耆 雄介 氏
(ほうき ゆうすけ) |
概要 | ESGの重要性が世界的に認識されるに伴い、日本においても、主としてコーポレート・ローンの分野において、サステナビリティに関する指標の達成に応じて経済性が変動するローンである、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の普及が進んできました。 近年、買収ファイナンスの実務においても、買収対象会社におけるサステナビリティ指標に応じて経済性が変動する仕組みが採用され始めており、各金融機関においては、買収ファイナンスにおけるSLLの積極的な利用が検討されています。 他方で、そもそも、買収対象会社の企業価値の迅速な向上を志向するスポンサーと、安定的な買収対象会社の運営を望むレンダーの間の利害調整という側面を有する買収ファイナンスのドキュメンテーションにおいて、サステナビリティ指標の達成という要素を組み込んでいくにあたっては、整合的なストーリーの整理が必要となります。また、実務的にも、買収ファイナンスは、借入人をコントロールするスポンサーと、サステナビリティ指標の達成主体である買収対象会社が異なる主体であり、かつ、買収ファイナンスの実行以前の交渉段階では、スポンサーと買収対象会社が一体的な意思決定を行えるものではないなど、通常のコーポレート・ローンと異なる工夫が必要となる点があります。 本セミナーでは、サステナビリティ・リンク・ローン・プリンシプルズをはじめとする基本的なガイドラインに基づいてSLLの基本を解説した上、買収ファイナンスにおけるSLL導入の基本的な考え方やドキュメンテーションのポイントについて解説します。 ※セミナーの構成が一部変更となる場合がございますが予めご了承ください。 【本セミナーで得られること】 ・サステナビリティ・リンク・ローンの基本的な理解 ・買収ファイナンスにおけるサステナビリティ・リンク・ローンの理解・考え方 ・買収ファイナンスにおけるサステナビリティ・リンク・ローンのドキュメンテーションのポイント 【推奨対象】 金融機関の買収ファイナンス・ESG融資責任者・実務担当者、PEファンドの投資責任者・実務担当者やPEファンドへの事業承継・譲渡等を検討している事業会社担当者 |
詳細 |
1.サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)とは (1)基本的な考え方 (2)各種類似概念との相違 2.基本的な枠組み (1)サステナビリティ・リンク・ローン・プリンシプルズ/Sustainability-Linked Loan Principles (2)国内の各種ガイドラインと金融庁の動向 (a)SLLガイドライン(環境省) (b)SLL報告書(金融庁有識者会議) (3)フレームワーク (4)各要素における留意点 3.買収ファイナンスにおける適用 -サステナビリティ・リンク・レバレッジ・ローン- (1)SLLプリンシプルズにおける位置づけ (2)欧州におけるガイドライン/Best Practice to Sustainability Linked Leveraged Loans (3)基本的な考え方 (4)公表事例 4.ドキュメンテーションの重要ポイント (1)前提条件 (2)レポーティング (3)プレミアム/ディスカウント (4)変更メカニズム (5)サステナビリティ・ストラクチャリング・エージェント 5.質疑応答 ※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。 |
お問合わせ |
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