超高齢社会における民事信託の果たすべき役割

~信託法務・実務に精通した元大手信託銀行・法務部長による民事信託に関する基礎知識の解説~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-08-04(金) 9:30~12:30
講師 リンクパートナーズ法律事務所
弁護士 ニューヨーク州弁護士
慶應義塾大学法科大学院講師
(元三菱UFJ信託銀行株式会社・法務部長)
小野 祐司 氏

(おの ゆうじ)
経歴:1996年弁護士登録(ニューヨーク州)・2009年弁護士登録(日本)。元三菱UFJ信託銀行・法務部長。前日本マスタートラスト信託銀行・業務管理部長。
信託関連法令(信託法・信託業法・兼営法)・信託実務をはじめとする各種金融法務および実務に精通。企業での長年の勤務経験を活かし、日々の業務や新商品開発等における法律問題はもちろんのこと、コンプライアンス態勢・リスク管理態勢の構築といったビジネスに関する様々な課題についてもアドバイスを行っている。
著書:「信託の法務と実務【7訂版】」(共著、金融財政事情研究会、2022年)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 現在、日本は高齢者の数が人口の30%近くとなる超高齢社会を迎えています。高齢者の方々は相続や事業承継に関する様々な悩みを抱えているとともに、認知症となる人も増加しており、早急に高齢者が安心して暮らせる仕組みを作っていく必要があります。
そのような状況下、民事信託は、超高齢社会における様々な課題に対する解決策の1つとして、今後さらに重要な役割を果たすことが期待されています。
近年民事信託の数は増え続けていますが、高齢者のニーズは様々であり、民事信託が世の中で素晴らしい制度と認められるためには、「正しい」民事信託を普及させる必要があり、民事信託に係わる関係者はその制度について深く理解することが求められています。
本セミナーでは、元大手信託銀行の法務部長で信託実務に精通した弁護士が、民事信託の基礎知識および「正しい」民事信託のあり方について分かりやすく解説します。

【本セミナーで得られること】
・民事信託に関する基礎的な知識と理解
・高齢者や家族が抱える相続や事業承継といった問題への実務対応

【推奨対象】
金融機関ならびに信託業務を営んでいる会社の法務部門、監査部門、営業統括部門、商品開発部門の担当者
リテール営業の実務担当者(相続・事業承継等)
詳細 1.民事信託の基礎知識

2.超高齢社会における課題

3.民法上の制度
(1)成年後見人
(2)任意後見
(3)遺言

4.民事信託による解決策の例
(1)施設入居資金捻出・空き家防止
(2)所有マンションの管理
(3)障害者である子供への資金給付
(4)相続不動産の管理
(5)後継ぎ遺贈型受益者連続信託
(6)事業承継
(7)信託銀行の商品

5.民事信託を利用する際の留意点
(1)信託口座
(2)受託者
(3)信託監督人
(4)遺留分
(5)税制

6.おわりに

7.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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