<当局経験者が解説>金融機関におけるリスク管理と不祥事予防の重要論点

~コンダクト・リスク・企業文化・リスクカルチャー醸成のポイント~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-04-14(金) 13:30~16:30
講師 弁護士法人中央総合法律事務所
弁護士
冨川 諒 氏

(とみかわ りょう)
経歴:2015年12月弁護士登録、2019年8月より金融庁監督局銀行第二課地域金融企画室において「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」の策定等に従事、2021年4月より金融庁監督局銀行第二課において銀行法改正(2021年11月施行)に関する対応や銀行法に係る認可審査等に従事、2022年4月より現職となり、金融規制やコンプライアンスを中心に活動。近時の著書に、「金融規制の論点25」(一般社団法人金融財政事情研究会・共著)、「金融規制の論点10 5.コンプライアンス・リスクとコンダクト・リスク」(金融法務事情2198号)など。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融機関は、経済の基盤を支える役割を担っており、一般の事業会社に比べ、より一層高いレベルでのコンプライアンス・リスク管理が求められています。金融機関の中には、昨今の情勢を踏まえ、コンプライアンス・リスク管理の見直しを進めているものの、法令等のルールを遵守していれば足りるという意識からの脱却に苦慮しているというケースも耳にするところです。適切なコンプライアンス・リスク管理を実現するためには、経営陣から営業店の従業員に至る全ての役職員が、「コンプライアンス・リスク管理は経営の基盤をなすものであり、法令等のルールを遵守するのみならず、様々なステークホルダーの期待に応える必要がある」ということを十分に理解し、健全な企業文化を醸成することが重要です。
そこで、本セミナーでは、コンプライアンス・リスク管理の考え方やコンダクト・リスクの体制を確認したうえで、企業文化の醸成(カルチャー醸成)に焦点をあてつつ、不祥事の早期発見・予防のあり方についてご説明したいと思います。

【本セミナーで得られること】
・コンプライアンス・リスク管理やコンダクト・リスク、不祥事予防に関する知識と理解
・3つの防衛線に関する理解
・企業文化の重要性とその醸成に関する理解

【推奨対象】
金融機関の法務部・コンプライアンス部・監査部の責任者・担当者
詳細 1.コンプライアンス・リスク管理の基礎
(1)従来型のコンプライアンス・リスク管理とその問題点および課題
(2)金融機関に求められるコンプライアンス・リスク管理
(3)コンダクト・リスクについて

2.3線モデルの役割と実務上の課題
(1)事業部門(第1線)
(2)管理部門(第2線)
(3)内部監査部門(第3線)
(4)国際基準のガバナンス
(5)国内当局の方針

3.企業文化の重要性
(1)企業文化がコンプライアンス・リスク管理に与える影響
(2)健全な企業文化の醸成に向けて(カルチャー醸成)

4.近年の不祥事の特徴と発見統制
(1)地方銀行、信用金庫
(2)生命保険会社
(3)証券会社

5.今後の展望

6.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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