人工衛星データ活用における成功のポイント ~東京海上日動の事例に見る人工衛星データ実用化までの道のりと今後の展開~ |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2022-10-06(木) 13:30~15:30 |
講師 |
東京海上日動火災保険株式会社 小林 秀憲 氏 アビームコンサルティング株式会社 伏見 研人 氏
【小林 秀憲 氏】 |
概要 | 2000年代以降、民間主導による宇宙利用・商業化が加速し、従来に比べて、低コストでの製造・打上げ・運用が可能な小型衛星や、より大容量かつ高速での通信が可能な大型衛星が登場するなど、技術の高度化やそれに伴う新たなサービスの創出が進んでいます。 また、当該市場に新規に参入するプレイヤーも、スタートアップ企業を中心に、年々、増加しており、今後もサービスの拡張が期待されるとともに、既存ビジネスへの活用もますます進むものと考えています。 東京海上日動では、2016年から合成開口レーダー(SAR)衛星のデータに着目し、災害発生時に、より迅速な被害状況把握と保険金支払いを可能とする活用実証実験を重ね、実用化を達成しています。また、2022年2月にフィンランドの人工衛星保有企業ICEYE社と資本業務提携を行うなど、人工衛星データのさらなる活用範囲拡大を視野に入れた取組みを継続しています。 本セミナーでは、人工衛星データの現状とビジネスへの活用可能性について考察するとともに、世界でも先陣を切って研究・実用化を進めている東京海上日動の活きた事例を題材に、活用時の成功のポイントについて、お話しさせていただきます。 【本セミナーで得られること】 ・人工衛星データのビジネス活用可能性 ・事例に見る活用実践時の成功のポイント 【推奨対象】 全業界の経営・企画部門、DX推進部門、新規サービス開発部門のご担当者、ならびに、CxOの方々 |
詳細 |
13:30~13:35 イントロダクション 13:35~14:15 【第一部】人工衛星データのビジネス活用可能性 1.宇宙ビジネスのトレンドと拡がり (1)宇宙ビジネスの環境変化と担い手 (2)注目すべきトレンド 2.人工衛星データとは (1)人工衛星データにはどのようなものがあるか (2)主要な衛星プレイヤー(ICEYE、Orbital Insight、Synspective、Planet、NEC、QPS研究所等)の特徴 (3)ビジネス活用事例(インフラモニタリング、経済指標予測、穀物収穫量の予測、金融機関による衛星データ分析サービス開発 等) 3. ビジネス活用を進める際のポイント (1)活用可能性の探索 (2)アプローチ (3)データとチームのCo-Creation (4)小さな成果を生み大きく育てるマインドセット ―休憩(5分)― 14:20~15:15 【第二部】東京海上日動の事例にみるビジネス活用実用化までの道のりと成功のポイント(対談) 1.東京海上日動と人工衛星の出会い (1)災害の増加により顕著となった保険金支払いに関する課題 (2)人工衛星データの活用を考えたきっかけ 2.人工衛星データ活用実用化までの道のり (1)過去の災害データを用いたPoC (2)様々なデータを組み合わせた精度改善 (3)損害査定業務でのトライアルと本格展開 (4)継続的改善と高度化 (5)外部組織への提供 3. 実用化まで到達できた秘訣と今後の展望 (1)実用化まで到達できた秘訣 (2)今後の展望とチャレンジ 4. 挑戦する同志に向けたメッセージ 15:15~15:30 質疑応答 |
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