金融機関におけるコンダクトリスク管理と三つの防衛線の活用 |
受講区分 |
会場 オンライン |
---|---|
開催日時 | 2022-02-18(金) 9:30~12:30 |
講師 |
プロアクト法律事務所 弁護士 渡邉 宙志 氏
経歴:2004年弁護士登録。法律事務所勤務を経て2008年から吉本興業株式会社執行役員法務本部長、リスク管理委員会委員長、コンプライアンス推進委員会委員長など。2015年プロアクト法律事務所に参画し、2018年公認不正検査士資格、2019年公認内部監査人資格取得。不正・不祥事にかかる第三者委員会・社内調査業務や平時における企業のリスク管理、コンプライアンス・危機管理体制構築に関する業務などを扱う。 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 近時、金融機関が注視しなければならない非財務リスクの一つとして「コンダクトリスク」が注目を集めているところである。 毎年のように大規模な企業不祥事が発覚する中で、ここ数年は、「コンダクトリスク」が顕在化する形で金融機関の不祥事が発覚する事例も多くなってきており、その重要性は高まるばかりである。 一方、金融機関には、コンプライアンス・リスク管理のための仕組みとしての「三つの防衛線(3線ディフェンス)」が定着しつつあるところであって、コンダクトリスクの管理にも、3線ディフェンスの概念を活用していくことが望まれるといえる。 本講義では、近時のミスコンダクト事例を紹介しながら、3線ディフェンスの観点から、どのようなコンダクトリスク管理体制を構築していくべきかについて、解説したい。 【推奨対象】 金融機関の法務・コンプライアンス・リスク管理部門、内部監査部門担当者など、初中級者レベル |
詳細 |
1.コンダクトリスクについて (1)コンダクトリスクの考え方・定義 (2)レピュテーションリスクとの対比 (3)コンダクトリスク管理の考え方 2.3線ディフェンス(三つの防衛線)について (1)3線ディフェンスの基礎知識 (2)3線相互のあるべき関係性 (3)3線ディフェンス運用のポイント 3.日本国内のミスコンダクト事例を考える(+3線ディフェンスの視点) (1)保険金不払問題 (2)商工中金:不適切融資 (3)スルガ銀行:不適切融資 (4)かんぽ生命保険:不適切勧誘 (5)野村ホールディングス:市場区分見直しに関する情報漏洩問題 (6)その他事例 4.コンダクトリスク管理の手法と3線ディフェンス (1)総論(コンダクトリスク管理のフレームワーク等) (2)発見統制の考え方と三つの防衛線 (3)発見統制の有効化・リスク情報の収集手法(経営者及び1線の活動) (4)2線によるリスク情報へのアプローチ (5)コンダクトリスクに対する内部監査(3線の活動) (6)その他のコンダクトリスク発見統制 5.質疑応答 ◆企画担当(柳井)からのポイント◆ ・ 弊社人気講師が3線ディフェンスの視点を用いて実際のミスコンダクト事例を読み解く ・ コンダクトリスク管理の手法と3線ディフェンスからリスク情報を早期発見するための発見統制に触れ解説 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |