【EXECUTIVE SYMPOSIUM】金融機関における内部監査の現状と高度化に向けた取り組み ~経営に資する監査を目指して~ |
受講区分 |
会場 オンライン |
---|---|
開催日時 | 2022-01-18(火) 13:00~17:00 |
講師 |
一橋大学大学院経営管理研究科 佐々木 清隆 氏 PayPay銀行株式会社 松本 弘則 氏 アフラック生命保険株式会社 設楽 隆 氏 有限責任監査法人トーマツ 佐竹 正規 氏、原 壮平 氏
【佐々木 清隆 氏】 |
開催地 | カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内) |
概要 | 昨今、リモートワークやデジタル化が急速に進んだことにより、監査部門は新たなチャレンジを求められています。 2019年6月、金融庁より「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」が公表されてから2年が経過しました。 経営陣が内部監査の重要性・有用性をより強く認識し、保証に留まらない、経営戦略に資する助言や予測といった、より付加価値の高い業務を提供し、企業の成長に貢献することが期待されています。 本シンポジウムでは、元金融庁総合政策局長佐々木 清隆 氏より、現状の課題の認識と「経営に資する監査」を展望いただいたのち、機動的な監査手法として注目されているアジャイル型監査の事例や監査業務の変革をもたらすテクノロジーの活用等、多角的視点から詳細に解説します。 【推奨対象】 金融機関全般の監査部門 |
詳細 |
【第一部】13:05~14:05 金融機関における内部監査の現状と高度化への課題 ~DX及びWithコロナの時代において~ 講師:佐々木 清隆 氏 金融機関においてはこれまでも内部監査態勢の整備が進められてきている。金融行政においても金融機関における内部監査機能は益々重視されてきており、金融機関における内部監査の高度化が必要になっている。また近年におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)は金融機関のビジネスモデル及びリスクプロファイルを大きく変貌させており、それへの対応も内部監査には求められている。さらにはコロナ禍が金融機関の経営戦略にも大きな影響を与えるとともにリモート監査等の新たな監査手法も内部監査に重要になっている。本セミナーでは、金融機関の内部監査の現状と高度化に向けた対応、DXの進展に対応した内部監査の在り方、Withコロナの時代に期待される内部監査の役割について議論する。 1.金融機関における内部監査の高度化 (1)内部監査の使命 (2)内部監査の発展段階:Ver1.0からVer 4.0へ (3)内部監査Ver4.0への高度化のポイント 2.デジタル・トランスフォーメーション(DX)と内部監査 (1)DXのポイント:5Ds (2)DXが監査に与える影響 (3)DXにdisruptされない内部監査の在り方 3.Withコロナの時代の内部監査 (1)コロナショックによる金融機関への影響 (2)Withコロナの時代の金融への期待 (3)Withコロナの時代の内部監査の役割 4.質疑応答 【第二部】14:15~15:00 コロナ禍で加速した総合力のシャドー監査 ~DX時代の内部監査のあり方と新たな監査手法への挑戦~ The pandemic by COVID-19 pushed us forward to accelerates "Shadow Approach" in the audit of integration (DX defines "Raison d'etre" of Internal Audit to intensify our challenge for practicing an unconventional way) 講師:松本 弘則 氏 今回ご紹介するのは、弊社がコロナ禍における内部監査のBCPとして独自に考案した新たな監査の手法です。その目的は、感染症や災害等でビジネス環境が激変する中にあっても、内部監査に求められる内部統制とガバナンス態勢の有効性の検証と経営への提言機能を維持・発揮することによって、絶えることなく顧客、企業そして社員を護ることです。被監査部署に負荷をかけることなくプロアクティブに潜在リスクを検知して予防的な助言で自律的な改善をサポートし、最終的には経営リスクや戦略リスクのコントロール高度化を支援して企業価値向上に貢献する、DX時代に威力を発揮する監査手法です。 1.シャドー監査とは 2.シャドー監査を可能にするための環境 3.シャドー監査は総合力を結集した監査手法 4.ブリッジ監査、AR監査への挑戦 5.質疑応答 【第三部】15:05~15:50 アフラックにおけるアジャイル型監査 講師:設楽 隆 氏 超VUCAの現代において、組織体へ価値を提供し続けていくためには、内部監査も変化していく必要がある。2019年6月に公表された金融庁『金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題』において、機動的な監査手法としてアジャイル型監査が紹介されたのを機に、導入または導入を検討する会社が出始めてきているが、アジャイル型監査の導入の仕方や方法論も様々であり、各社試行錯誤の段階であると考えられる。本講演では、2020年よりすべての内部監査業務をアジャイル型に転換した当社の取り組みについて紹介する。 1.アフラックの会社紹介/Agile@Aflac 2.アフラックにおけるアジャイル型監査 3.アジャイル型監査の事例・課題 4.質疑応答 【第四部】16:00~17:00 内部監査高度化における先進的なメソドロジー・テクノロジーの活用 講師:佐竹 正規 氏 、原 壮平 氏 ニューノーマルならびにDXの到来により、経営陣をはじめとするステークホルダーからの内部監査高度化に対する期待が高まっています。具体的には、「経営に資する監査」として、経営目線でのより重要なリスク把握と、独立的な立場からのアシュアランス機能、アドバイザリー機能の発揮が求められており、その実現に向けては内部監査自体の変革も不可欠です。本セミナーでは、より「経営に資する監査」を実現するうえで有効なメソドロジーや、監査業務の変革をもたらすテクノロジーとそれを利活用するために必要な要素について、事例も交えながら解説します。 1.内部監査に求められる役割 (1)ニューノーマルへの対応 (2)当局、経営陣からの期待 2.新たなリスク領域への対応 (1)コロナ禍で顕在化した課題 (2)経営に資する監査のためのオフサイトモニタリングの高度化 3.先進的な監査テクノロジーの活用 (1)監査の高度化・効率化を実現するアナリティクス活用 (2)内部監査のデジタル化に必要な要素 4.質疑応答 |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |