ニューノーマル時代の事務ミス改善と事務リスクカルチャー醸成 |
受講区分 | オンライン |
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開催日時 | 2021-11-30(火) 13:30~16:30 |
講師 |
有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 フィナンシャルサービシーズ、 FSIリスクアドバイザリー 田宮 秀樹 氏 シニアマネジャー
経歴:政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て監査法人トーマツ入社。金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施。外部委託先管理は、大手保険会社、大手クレジットカード会社、電子債権記録機関、地方銀行等に態勢構築支援を経験。 |
概要 | これまで、事務ミスの大半は作業者のヒューマンエラーとして位置づけられ、組織的改善が図られないケースもありました。リモートワークの導入直後は紙を使った業務を行うため、作業者が交替で出勤するといった課題も顕在化しました。現在では多くがペーパレスに移行していますが、業務プロセスの改善には手を付けず、特定の作業を置き換えにとどまるケースもみられます。本セミナーでは事務ミスを改めて分析し、ミスの起こりにくいプロセス改善のポイントや、DXを活用した作業者の物理的・心理的負担を軽くする対策の事例を成功、失敗の観点と合わせて紹介します。また、局所的な改善にとどまらず、全社的、継続的に事務が改善していくリスクカルチャーの醸成に向けた態勢作りの観点を検討します。 【推奨対象】 リスク管理部門・内部監査部門の担当者、委託先管理を行う部門の担当者 |
詳細 |
1.事務ミスはなぜ起こるのか 原因分析の定義 (1)ヒトの問題 (2)業務プロセスの問題 (3)システムの問題 (4)組織の問題 2.ヒトの問題 (1)ヒューマンエラーの分類 (2)分類に基づく代表的な対策 (3)対策の失敗例 ヒト起因事務ミスの見直し (4)わかりやすいチェックリスト 3.業務プロセスの問題 (1)プロセス起因の事務ミス (2)リモートワークを前提とした業務プロセスデザインの考え方 (3)プロセスにチェックを組み込む際の留意点 (4)業務マニュアル、FAQの点検、整備 4.システムの問題 (1)システム起因で起こる事務ミス (2)業務プロセスデザインとシステムの関係 (3)点検自動化の観点と手法 (4)自動化した点検の組み込み 5.組織の問題 (1)事務ミス報告態勢の課題、現場主導の改善の限界 (2)集約した事務ミスの分析、活用、対策の優先順位付け (3)事務ガバナンスの醸成 (4)事務リスクカルチャーの浸透 6.質疑応答 ◆企画担当(横山)からのポイント◆ ・テレワーク導入、ペーパーレス化に伴い顕在化した事務リスクについて根本から原因を徹底分析 ・ヒト、プロセス、システム、組織といった問題点を整理し事務リスクカルチャー醸成のためのヒントを提示 |
お問合わせ |
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