企業年金制度の評価と選択

受講区分 会場
開催日時 2004-05-31(月) 13:30~16:30
講師 三菱信託銀行
年金コンサルティング部 部長 
佐野 邦明 氏

年金数理人

詳細 確定拠出年金法・確定給付企業年金法のいわゆる「企業年金二法」が施行され、企業年金制度は変革期にある。また、今年は厚生年金保険法の改正が実施される見込みであり、代行部分の財政中立化など企業年金制度にも影響があることが考えられる。更に、「退職給付会計の導入」ならびに「経済環境の悪化」から、多くの企業で「給付水準の適正化」・「代行返上」・「キャッシュバランスプランの導入」・「確定拠出年金の導入」が検討・実施されている。このような制度改革は企業年金制度・退職給付制度の負債・キャッシュフロー・PBOに大きな影響を与える。従って、退職給付制度全体のサープラス(=資産-負債)のリスクコントロールを行う場合は、従来とは異なったアプローチが必要である。このような点に関して考察を行うとともに退職給付制度の今後のありかたについて解説を行う。

1.企業年金二法の施行による退職給付制度の多様化
(1)企業年金制度を取り巻く環境変化
(2)確定拠出年金法の施行
(3)確定給付企業年金法の施行
(4)キャッシュバランスプランの導入

2.平成16年法改正と企業年金制度の改革  
(1)代行部分の財政中立化
(2)ポータビリティーの確保
(3)制度終了時における受給権保護

3.負債構造の変化に応じた年金資産運用の考え方
(1)代行部分の財政中立化に伴う影響
(2)代行返上に伴う影響
(3)キャッシュバランスプラン導入に伴う影響

4.退職給付制度改革の方向性
(1)企業年金制度の意義 
(2)企業財務を踏まえた退職給付制度のありかた
(3)退職給付制度改革の事例

5.質 疑 応 答

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