生命保険会社の経営戦略と将来課題 ~それでも保険は最有望産業~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2002-12-19(木) 13:30~16:30 |
講師 |
住友生命総合研究所 取締役 主席研究員 市来 治海 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
当面の日本経済、生保業界の“危機”はさておき、21世紀の我が国の産業社会を中、長期的視点から概観するとき、生保は数少ない最有望産業の一つとなり得る客観的条件を備えている。そして生保業界側もそれに対応してその組織、商品等の面で大きな変貌を迫られている。本セミナーではこうした問題意識から今後生保ビジネスが辿ると考えられる組織、商品、また販売チャネルについてそれぞれ海外事例等も参考に巨視的な視点から展望を試み、説得力のあるシナリオを提示することを試みる。 講義詳細 1.金融機関としての生保の将来 ~ 機関投資家としてリスク担い手の主役へ (1)市場は「市場型間接金融」の時代へ ①銀行が沈み、保険が浮上(?) ②「債権の証券化」が広範に進み、間接金融と直接金融の“分断”が解消されることが前提条件 ③銀行に集中していたリスクが機関投資家に移転 → 効率的資本市場の成立 (2)そのための条件 ①公的金融の解消 ~郵貯・簡保の全廃と政府系金融機関の大幅縮小 ②銀行の株式保有“禁止”による企業への過度の支配力排除と株式市場の正常化 2.保険ビジネスの将来像 (1)“総合金融機関”の幻 ①保険業固有の領域は参入困難、クロスセリングには限界 ②バンカシュランスは錯覚 ③総合保険会社化に進む (2)社会保障の脇役から主役へ ①住生総研の「財政維新プラン」 (3)販売チャネルについて - 保険業でも進む“製販分離” ①欧州の例 ― 自営業としての保険販売人 ②商品によるチャネルの分離 ③市場型間接金融の進展とローディングの低下 ④いわゆる「構成員契約規制」について ― “社会政策”としての側面 3.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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