資産担保貸付による中小企業金融の再生 売掛債権担保融資の可能性と中小企業融資ビジネスの拡大 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2004-12-02(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社富士通総研 金融コンサルティング事業部 シニアマネジングコンサルタント 岡 宏 氏 慶應義塾大学商学部卒業後、地方銀行勤務。システム企画、営業店勤務等を経験。98年、富士通総研入社、金融機関におけるシステム戦略、店舗戦略、融資ビジネス企画、業務BPR、ABCを活用した統合収益管理、新事業企画、M&Aなどのコンサルティングに従事。近年は中小企業融資、特に売掛債権担保融資をはじめとする資産担保貸付の研究にも従事、研究成果に基づき売掛債権担保融資のビジネス・プロセス・アウトソーシングなどを企画し、ビジネス化を図る。「中小企業向け売掛債権担保融資の実際」(金融財政事情、04年9月)ほか、寄稿、講演等多数。 |
概要 | 景気が回復局面に入りつつあるなか、1年前まではマスコミ等で声高に取り上げられた「貸し渋り」という言葉もほとんど聞かれなくなった。しかしながら、日本における中小企業金融が円滑に進んでいるとは言いがたく、その再生に向けた更なる努力が求められている。 本講演では、中小企業金融の再生と併せ、融資ビジネスの拡大を図る観点から、売掛債権担保融資を中心とした資産担保貸付の本格的活用を提言する。資産担保貸付は単に不動産担保・公的保証による保全に代わる手法ではなく、企業が保有する売掛債権や在庫などをモニタリングし、企業のキャッシュフローを捕捉できることに意義がある。「財務力に問題があったとしても、企業の成長性やキャッシュフローを重視した貸付を行う」というような指針を打ち出している金融機関も少なくないが、その具体的な方法について明示している金融機関は少ない。 今回は、特に中小企業金融に関する講師の豊富なコンサルティング実績に基づき、資産担保貸付におけるキャッシュフローモニタリングをヒントに、「企業の成長性やキャッシュフローを重視した貸付」の拡大による融資ビジネス拡大について事例を交えた検討を行う。 |
詳細 |
1.近年における中小企業金融の情勢 (1)金融機関の取り組み (2)中小企業における資金ニーズ 2.資産担保貸付の可能性 (1)資産担保貸付の種類 (2)米国における取り組み事例 (3)国内における取り組み状況 ①売掛債権担保融資 ②動産担保貸付 3.売掛債権担保融資 (1)売掛債権を活用した資金調達手法 (2)売掛債権担保融資の概要 (3)取り組みの上での課題 4.国内ノンバンクにおける先進的な売掛債権担保融資の取り組み (1)商品概要 (2)取扱方法 (3)キャッシュフローモニタリング 5.金融機関への適用 (1)売掛債権担保融資 (2)動産担保貸付 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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