医療機関の買収とファイナンスに関する法的問題点 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2007-01-24(水) 13:30~16:30 |
講師 |
西村ときわ法律事務所 パートナー 杉山 泰成 弁護士 94年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、96年4月西村総合法律事務所入所。01年コロンビア大学ロースクール卒業(LL.M.)後、Latham & Watkins(01年8月~02年7月)、Norton Rose(02年8月~03年2月)での海外研修を経て、現在、西村ときわ法律事務所勤務。主な業務分野は、工場設備・航空機等のアセットファイナンス、不動産流動化・証券化、PFI、医療機関向けファイナンス等。著作として、『ファイナンス法大全』(共著、商事法務、03年)、『ファイナンス法大全アップデート』(共著、商事法務、06年)等。 |
概要 | 医療機関のM&Aを行う場合、取得の対象として、医療法人の社員持分を取得する方法に加え、医療機関の医療事業又は保有資産を取得する方法等が考えられる。しかし、医療法に基づく特殊な規制と医療法人の非営利性・公益法人性の要請から、医療機関のM&Aについては、支配権の取得方法や利益配当などの面で、一般の企業のM&Aとは別途の考察が必要となる。 本講演では、医療法人の基本的性格及び法令・指導上の諸規制に触れつつ、M&A戦略を検討する際の選択肢とそのメリット・デメリット及びストラクチャー組成上の注意点について概説する。また、LBO/MBO類似の形態が採用される場合にも配慮して、買収資金のファイナンスの種類(デット・エクイティ)における条件設定や担保取得における留意点についても説明する。 |
詳細 |
1.医療機関の法的性格 (1)医療法人の設立・存続に必要な諸手続 (2)医療機関に適用される法令・指導上の諸規制 2.持分取得による買収・・・エクイティディール (1)医療法人のエクイティの概念と特色 (2)持分取得に関する要件と非営利性の原則との関係 (3)エクイティディールにおける経営権の移転方法 3.資産取得による買収・・・アセットディール (1)医療用資産のみの取得or医療事業・医療外事業の取得 (2)資産・事業取得に関する要件と非営利性の原則との関係 (3)アセットディールにおける経営権の移転の可能性 4.エクイティディールとアセットディールの比較 (1)買収対象の属性からのアプローチ (2)買収側の投資ニーズからのアプローチ 5.医療機関の買収ファイナンス (1)LBO/MBO類似取引における資金調達方法 (2)担保の種類と設定方法 6.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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