不動産リスクマネジメント及び新しい不動産投資手段としての不動産デリバティブ 不動産デリバティブの基礎、最新動向、活用方法などに関する具体例を交えた解説 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2008-03-14(金) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所 事業革新コンサルティング部 副主任研究員 谷山 智彦 氏 慶應義塾大学総合政策学部、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、株式会社野村総合研究所入社。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程在籍中。現在、事業革新コンサルティング部副主任研究員として、民間企業や官公庁の調査・コンサルティング業務に従事。専門は、主に不動産等の新しい資産クラスにおけるオルタナティブ投資、ファイナンス、証券化、デリバティブズ等。主な著書・訳書に『コモディティ・ファイナンス』(共訳、日経BP社)や「レジーム・スイッチング不動産価格評価モデル」(日本金融・証券計量・工学学会、2007年)等、不動産ファイナンス関連の論文、講演多数。 |
概要 | 米国におけるサブプライムローン問題等に見られるように、世界的に不動産に係るリスク、不確実性が高まっている。また、日本においても、国内外の多くの資金が不動産市場に流れ込み、下落基調を続けてきた地価が反転の兆しを見せ、一部の地域においては約15年前のバブル経済期を彷彿させる動きも見られる等、今後の見通しは極めて不透明な状況になっている。さらに、不動産を取り巻く経済構造の変化、各種制度改正等により、不動産に係るリスクは顕在化しつつあり、リスクを適切にマネジメントすることが喫緊の課題といえよう。 これら不動産に係るリスクを適切にマネジメントする手段として、不動産デリバティブに注目が集まっている。「不動産デリバティブ」という言葉からは、「不動産の証券化」と同じく、難解な金融派生商品として、高度な金融技術を用いると誤解されがちであるが、既にアジア地域も含む諸外国においては、既に一般の事業会社も含めて活発に取引が行われ、不動産に係るリスクマネジメント及び不動産投資が積極的に取り組まれている。 さらに、日本においても、不動産デリバティブ取引が始まりつつあり、今後、更に高まっていく不動産リスクを適切に取り扱う手段として、また不動産に対する新しい投資手段として、不動産デリバティブの重要性が高まっていくと考えられる。 本講演では、こうした状況を踏まえ、不動産デリバティブについて基礎から平易に、なるべく具体例に即して解説するとともに、海外事情を含む最新動向、さらには、不動産デリバティブを活用することにより可能となる不動産リスクマネジメントと不動産投資の新しい方法について言及する。 |
詳細 |
1.不動産デリバティブの基礎 ・不動産デリバティブの概要と機能 2.不動産デリバティブの最新動向 ・市場規模の急拡大と今後の動向、主要プレイヤーの動向 ・諸外国(欧米、アジア地域)における不動産デリバティブ取引の実態 3.不動産デリバティブによるリスクヘッジ~不動産を手放さずにリスクをヘッジする~ ・一般事業会社、不動産会社、機関投資家等における不動産リスクヘッジ ・売却、賃貸、証券化との比較、具体的な事例と考え方 4.不動産デリバティブによる新しい不動産投資手法~気軽に迅速に不動産に投資する~ ・金融機関、不動産ファンド、機関投資家等における新しい不動産投資手法 ・実物不動産投資やREIT投資との比較、具体的な事例と考え方 5.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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