多様化するファンド・ビジネスにおける開示・リスク管理体制構築に関する論点 重要性を増す機関投資家のリスク対応と、細分化されるファンド・ビジネスの投資家対応を念頭に |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2008-04-18(金) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社yenbridge 代表取締役 公認会計士 山下 章太 氏 公認会計士第2次試験合格後、監査法人トーマツに入所。金融機関(都市銀行・地銀・信金等)のM&A・破綻時のデューデリジェンス業務、債権買取時のバリュエーション業務、流動化・証券化(CLO、CDO、CMBS)のローン債権プールの評価・スコアリング、リスク管理システムの評価・検証業務、投資パフォーマンス基準準拠のためのコンサルティング業務、デューデリジェンス・システムの開発等に従事。みずほ証券にて、主に複合金融商品(MSCB・SCDO・CDS・商品ファンド・オプション取引等)の検証、リザーブロジックの作成、マーケットシステム等の開発に従事。東京スター銀行にて、MBO/LBOなどのファイナンス(シニア・メザニン)やシェア・ファイナンスのアレンジ・評価・ドキュメンテーション作成等に従事。yenbridge(エンブリッジ)を設立後は、CB差止申立事件や上場企業のエクイティファイナンス時におけるアドバイザリー業務、流動化・証券化案件のアドバイザリー業務、金融機関・ファンド等への内部管理体制構築支援などに従事。著書等として、「株式分割時における分割株式の評価額に関する考察」(JICPAジャーナル、05年)、「多様化する金融商品に対する会計面の整備について」(JICPAジャーナル、06年)など。神戸大学工学部卒業。 |
概要 | 株式や債券といった伝統的な投資に加えて、オルタナティブ・インベストメントとして、不動産ファンド、プライベート・エクイティ・ファンド、ベンチャー・ファンド、証券化取引等の、流動性が乏しく、情報開示が限定的な投資対象が増加し、投資金額も増加を続けている。これらは、伝統的な投資資産のリスク管理・開示方法とは異なる方法で管理されるべきものであり、サブプライム問題のように投資リスクが一気に顕在化する危険性が存在していることから、投資家及びその資金運用者であるファンドにはより高度なリスク管理体制の構築、開示体制の構築を行わなければならない。 また、法的な強制力のある金融商品取引法の施行や、推奨基準であるグローバル投資パフォーマンス基準(GIPS)の対象拡大により、ファンドは、開示・リスク管理体制の構築をより一層求められるようになっている。 本講演では、伝統的資産とオルタナティブ・インベストメントを比較し、対象資産に応じた評価、リスク管理体制、開示内容を整理することで、ファンドの開示・リスク管理体制を体系的に考慮していくとともに、ファンドに求められる開示・リスク管理体制を検討する。 |
詳細 |
1.ファンド分類と開示・リスク管理の概要 ・対象商品とファンド分類、投資スキーム ・ファンド分類と開示体制の概要 ・ファンド分類とリスク管理体制の概要 ・法令施行と投資スキームの関係 ・投資スキームと会計・税法の関係 ・サブプライム問題にみるファンドのリスク 2.リスク管理体制に関する整理 ・投資資産変動によるファンドのセンシティビティ ・投資資産に応じたリスク管理手法の比較 ・市場リスク管理 ・信用リスク管理 ・リーガル・リスク管理 ・ポートフォリオのALM ・リスク・バジェッティング 3.開示体制に関する整理 ・強制法規としての関係法令による開示内容の比較 ・推奨規定による開示内容の比較 ・投資一任契約とGIPS ・PEファンド、不動産ファンドへの新たな要請 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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