企業評価における知的財産権の着眼点 知的財産権担保から考える知財の評価と事業の見極め方 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2008-05-22(木) 13:30~16:30 |
講師 |
土生特許事務所 所長 弁理士 土生 哲也 氏 京都大学法学部卒。89年日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)に入行。同行で知的財産権担保融資制度の創設を担当した後、同行系ベンチャーキャピタルの新規事業投資株式会社でベンチャー投資を担当。在任中に4社の株式公開を手掛けて社長賞を2度受賞。00年弁理士登録。01年に独立して土生特許事務所を開業し、主に金融機関やITベンチャーを対象に知的財産戦略等のサポート業務を行っている。著書に、『よくわかる知的財産権担保融資』(金融財政事情研究会)、『知的財産のしくみ』(日本実業出版社)、『知的財産の分析手法』(中央経済社)他。特許庁主催のシンポジウム、大手メーカーや金融機関の社内研修などでの講演実績多数。 |
概要 | 技術力やビジネスモデルなどに特徴を有する企業への投融資を行う際には、その企業が有する知的財産をどのように評価するかが課題になる。近年は、様々な評価モデル・評価ツールが現れるようになっているが、知的財産そのものを取引対象とするのではなく、知的財産を有する企業を評価することが目的である場合には、定量評価による評価額以上に、その企業の強みとなる知的財産がどのように保護されているのか、その強みが失われてしまうリスクをどのように考えればよいのか、といった定性評価がより重要な要素となる。 本講演では、知的財産を保護する権利である知的財産権を企業評価においてどのように位置づけ、分析していけばよいのか、基本的な考え方や評価の優先順位などの定性評価のための着眼点を中心に、知的財産権担保という手段を例に挙げながら解説する。 |
詳細 |
1.知的財産・知的財産権とは何か ・知的財産・知的財産権とは何か ・知的財産権の基礎知識 2.知的財産・知的財産権と企業価値の関係を考える ・知的財産を保護する知的財産権 ・知的財産権による成果~粗利率に注目する ・知的財産・知的財産権と企業価値 3.投資家からみた知的財産権 ・投資家は知的財産権に関する事件をどう評価したか ・投資家の知的財産権に対する基本的なスタンス 4.企業評価における知的財産権のチェックポイント ・知的財産権を評価する際の優先順位 ・知的財産権に関するヒアリングの方法 ・業種別のチェックポイント 5.知的財産権担保の考え方 ・知的財産権担保の意義と基本的な考え方 ・知的財産権担保の設定・管理・処分 ・知的財産権担保の価値評価 6.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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