【金融実務基礎講座】キャッシュマネジメントとキャッシュフロー経営の基礎 新たな指標CCCほか各種分析手法や評価ポイント、事例分析を交えて |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2009-11-09(月) 13:30~16:30 |
講師 |
アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社 ディレクター 久保 庄太 氏 外資系メーカー、外資系投資銀行を経て04年よりアーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービスに参画。外資系メーカーにおいては、米国、カナダ、日本国内においてオペレーション・マネジメント、マーケティング業務に従事。01年より米国ニューヨークにおいて外資系投資銀行でグローバル・エクイティ・グループに所属。資本市場部門においてIPO、プロック・トレーディング等の案件に関与。アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービスに参画後は、私的整理、法的整理、RCCスキーム、IRCJスキーム等の企業再生に関するアドバイザリー、事業調査を行う。関与した業界は、公共交通機関、食品製造業、化学薬品製造業、電子部品製造業、金融業、ホテル業、建設業など多岐に渡る。また、投資ファンドのポートフォリオに関するアドバイザリーも行っている。慶応義塾大学経済学部卒業、コーネル大学経営管理修士(MBA)。 |
概要 | 本講義は、投融資等を通じて取引先企業等に関与する実務家、また、自社の経営改善等を企図する実務家など、投融資、企画、グループ戦略、経営管理、財務、審査、リスク管理、内部監査等の各部門の役職者及び実務家を対象に、キャッシュマネジメント、及び、その前提となるキャッシュフロー経営について、基礎に立ち返ったうえで、具体的に解説するものである。 経営や財務の状況を的確に把握し、また、改善を図るうえでキャッシュマネジメントが極めて重要であることは論をまたない。また、昨秋以降の大型不況下で多くの企業が緊急避難的なキャッシュマネジメント対応に追われ、平時からキャッシュフロー創出力とキャッシュマネジメント力を高めることが景気変動への有効な備えであることが再認識されている。 本講義では、企業再生および運転資本マネジメントの実務に精通する講師の立場から、先ずキャッシュフロー計算書の見方や企業価値計測の視点からのポイント、各種の伝統的な分析手法など、基礎知識を確認する。キャッシュ創出力がますます重視されるなか、米国を含め世界的な標準となりつつあり、日本企業にも導入の進む新たな指標CCC(Cash Conversion Cycle)を含めて解説したうえ、優良・破綻企業の例など示唆的な幾つかの事例の分析を交えて、キャッシュフロー経営及びキャッシュマネジメントの活用方法や高度化に関し、実務に即した理解を試みる。 |
詳細 |
1.キャッシュフロー経営とキャッシュマネジメントの基礎 (1)企業会計におけるキャッシュフロー(CF)とキャッシュマネジメント(CM) ~キャッシュフロー計算書の作成方法、見方、活用 (2)企業財務におけるCFとCM ~企業価値計測上のCFとCM(NOPATとEBITの活用等) (3)企業継続の視点から見るCFとCM ~資金繰り表とCM 2.各種指標と計算/分析方法の解説 (1)CF計算書分析手法の活用とCM (2)EBITDA関連指標の活用とCM ~EBITDA Margin、EBITDA Multiple、DSCR(Debt service coverage ratio) 等 (3)CCC(Cash Conversion Cycle;投入資本資金化速度)とCM ~DSO(Days of sales outstanding)、DIO(Days of inventory outstanding)、 DPO(Days of payables outstanding)コントロールとCCC改善 3.優良企業と破綻企業にみるCMの比較分析 (1)アパレル製造販売のケース (2)半導体製造装置のケース (3)建設、不動産のケース 4.CF経営とCMの高度化、改善への示唆 (1)CCC改善手法によるCMとCF経営上の効果 (2)CF経営とCMに求められるインフラ 5.質疑応答 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
お問合わせ |
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