金融業界のeラーニング ~ ネットコミュニケーションによる革新 ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2000-11-22(水) 13:30~16:30 |
講師 |
アンダーセンコンサルティング 金融サービス業本部 パートナー 北村 和彦 氏 マネージャー 山崎 将志 氏
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開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
最近、企業の生き残りを賭けた合併・提携が活発化している。合併・提携は、人材資源や顧客資産の獲得、ノウハウの融合、組織の効率化やカルチャー変革など、株主価値増大に向けてさまざまなメリットを得る機会になる。しかし一方で金融機関の提携の約90%が失敗に終わっているとの調査結果もある。企業文化のミスマッチや、従業員とのコミュニケーション不足など、人に関わる部分が原因のうち大きな割合を占めている。合併・提携を成功させるには、経営の意図をいかに正確かつ迅速に組織の構成員に伝え、彼らの行動様式を変革するかにかかっているといっても過言ではない。また、eエコノミーの進展も、人材モデルの革新を金融機関に迫っている。インターネットにより入手可能な情報の量が飛躍的に増大し、また個人が世界に向けて情報を発信できるようになってきたことで、顧客のもつ力は従来とは比べ物にならないほど大きくなっている。企業はよりカスタマー・セントリックなビジネスモデルへのシフトを図らなければならない。つまり、顧客満足度を高めることが競争力の源泉なのである。顧客満足を高めることが出来るのは、限られた領域に関する知識で勝負する人材ではなく、あらゆる知識と経験をベースにして顧客に軸足を置いた行動をとることができる人材である。eエコノミーの勃興期にはサイバースペースでのマーケティングのみが注目されていたが、現在ではその裏で真のサービスを提供する人間の力がeビジネスにおける強みであることが明らかになりつつある。この人間力は、例えば、情報分析力や、知識を適用して顧客とコミュニケーションをとるスキルあるいは意思決定をするスキルであったりする。このようなスキルは、実際の経験を通してしか習得されない。従来型の人材育成 の難しさはそこにあった。イントラネットの進化により、合併・提携による経営の意図を従業員に浸透させ、彼らの行動様式を変えることが可能になってきた。さらに、マルチメディアの進化は高度な実践的スキルを現実世界の環境に頼らずとも習得可能にしつつある。それがeラーニングである。単なる電子化されたマニュアルとは一線を画するものとして、eラーニングは人材のスピーディーに高度な実践的スキルを習得を実現するものである。また、そのコンテンツには組織の英知が凝縮されており、ナレッジマネジメントにも大きく寄与するものである。このセミナーでは、e時代の人材モデル転換、およびeラーニングについて解説する。 講義詳細 1.金融機関を取り巻く環境変化 (1)各国における保険販売チャネルと銀行の販売シェア (2)各国の銀行による保険販売の形態概要 2.e時代の人材モデル 3.eラーニング@eスピード (1)eラーニングのコンセプト (2) eラーニングがビジネスへ与えるインパクト (3) 損害保険会社向けeラーニングのデモ、事例紹介 4.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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