【金融実務基礎講座】企業税務の基礎 キャッシュフローへの影響を念頭に、投融資やグループ戦略等の実務に必須の知識を基本から解説 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-04-10(火) 13:30~16:30 |
講師 |
並木安生公認会計士・税理士事務所 公認会計士 税理士 並木 安生 氏 96年慶應義塾大学経済学部卒業、朝日監査法人(現 あずさ監査法人)入所、00年公認会計士登録。税理士法人トーマツ入所後、M&A・事業再生に係る税務ストラクチャー組成、税務デューデリジェンスを担当。現在、金融機関へのM&A会計・税務アドバイザリー、オーナー会社の相続税対策を中心とした総合サービスを提供している。著書・執筆として『M&Aを成功に導く税務デューデリジェンスの実務』(中央経済社、共著)、『TAX&LAW事業再生の実務 -経営・法務・会計・税務』(第一法規、共著)ほか。 |
概要 | 企業のキャッシュフロー経営に影響を及ぼすものとして税金は大きなファクターであり、自社の財務はもとより、投融資先のキャッシュフローを把握するうえでも税務に対する的確な理解は極めて重要であるが、経理・税務部門以外の実務家にとって税務知識を基本から体系的に学習する機会は少ない。 本講義は、商社ほか事業法人において事業投資やグループ戦略に関与する実務家、また、投融資ほか実務に携わる金融機関の実務家など、必ずしも経理・税務を専門としない実務家や役職者をも対象に、企業税務の知識を基礎から簡潔に、かつ、ケーススタディ等を交えて具体的に解説するものである。 M&A実務ほか会計・税務実務に精通する講師の立場から、投融資先の経営状態の分析やグループ戦略の検討などの実務における必須知識として、法人税に係る一般税務、国際税務、グループ法人税制(連結納税を含む)、M&A税務等について基本から平易に説明するとともに、これらの税目が企業のキャッシュフローに与える影響も併せて解説する。また、実務上の留意点についてケーススタディを通じて具体的かつ実践的な理解を図る。 |
詳細 |
1.税務の基礎(総括編) (1)法人税の仕組み (2)繰越欠損金 (3)税務調査 (4)租税債務とキャッシュフローの関係 (5)事業体(ファンド)の税務 (6)担税力とは 2.実務上の対応とケーススタディ ~投融資やグループ戦略等の視点から、キャッシュフローへの影響を念頭に実践的に解説 (1)一般税務 ・グループ統括会社、投融資側の税務(受取配当金、投融資の減損・償却) ・グループ間取引の税務(資産売買、役務提供、資金取引、財政的支援) ・ケーススタディ -株式譲渡時における租税削減の方法 -持株会社の事業税外形標準課税 -借入債務の肩代わりと寄附金課税の関係 (2)国際税務 ・租税条約と外国税額控除 ・外国子会社の配当免税制度 ・タックス・ヘイブン税制 ・移転価格税制 ・過小資本税制 ・平成24年度税制改正の概要(過大支払利子税制等) ・ケーススタディ -上記の国際課税に関する説例 -外国子会社 vs 外国支店 (3)M&A税務・買収・統合、グループ内再編 ・適格要件の判定 ・繰越欠損金・含み損の損金算入制限 ・グループ法人の清算 ・ケーススタディ -グループ内再編時における租税最小化のための留意点 (4)グループ法人税制 ・グループ法人間に係る譲渡損益の繰延、寄付金認定 ・連結納税(連結加入から離脱までの留意点) ・ケーススタディ -連結納税を適用する際の有利・不利判定 (5)事業体の税務 ・ケーススタディ -匿名組合、株式会社、LLCとの相違点 3.質疑応答 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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