海外向けリース取引の実務 ~ タイ・台湾編 ~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2012-02-10(金) 13:30~16:30 |
講師 |
西村あさひ法律事務所 パートナー 杉山 泰成 弁護士 1994年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、司法修習修了後(第48期)、96年4月西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所。2001年コロンビア大学ロースクール卒業(LL.M.)後、ニューヨークのLatham & Watkins(2001年8月~2002年7月)及びロンドンのNorton Rose(2002年8月~2003年2月)での海外研修を経て、現在西村あさひ法律事務所パートナー。主な業務分野は、国内及びクロスボーダーの工場設備・航空機・船舶等のアセットファイナンス、不動産・債権の流動化及び証券化、PFI、医療機関向けファイナンス。 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
近時、リース業務のアジア展開へ向けた予備調査や顧客開拓が活発化しつつあり、工場設備・機械等に関するリース取引、ベンダー・ファイナンスや売掛債権の流動化取引等の実現に向けた、具体的な取り組みも開始しています。アジア展開のモデルとしては、現地にリース子会社等の拠点を設立する方法と、クロスボーダーで現地企業向けにリース取引等を行う方法等が考えられますが、国際条約等により特別扱いを受けている航空機・船舶のリース取引に比べて、工場設備・機械等の取引においては、現地のレギュレーション・税制等によって大きな影響を受けるため、対象国毎のフィージビリティ・スタディ及びカントリー・リスクの把握が重要になります。本セミナーでは、日本企業の進出もすすみ、リースによる資金調達の需要も大きいと思われるタイと台湾について、選択可能なストラクチャーのバリエーションを紹介しつつ、法的・実務的に問題点に付き、検討します。また、最近のタイの洪水問題のように海外のレッシー所在地で自然災害が発生した場合に、リース・ローン取引上どのような予防的・臨床的対応ができるかについて、ドキュメンテーション上の留意点も踏まえ、概説いたします。 講義詳細 1.海外向けリース取引概論 (1)クロスボーダー取引の特色と問題点 (2)現地進出とクロスボーダー・リース取引の組成における検討事項 2.タイにおけるリース事業の進出・展開について (1)タイへの現地進出形態(駐在員事務所・子会社・支店・SPC方式の問題点と業務範囲) ~外国人事業法に基づく外国人事業ライセンスの関係 (2)クロスボーダー・リース取引一般と現地リース業規制・外為規制の関係 (3)タイにおけるリース取引と課税(VAT、源泉徴収税など) 3.台湾におけるリース事業の進出・展開について (1)現地進出形態(子会社・支店・SPC方式の問題点と業務範囲) (2)外為法・税務上の取扱いについて (3)想定される現地/クロスボーダー・スキームのバリエーション ~SPC利用型スキーム、銀行借入併用型スキーム、債権流動化型スキーム等 (4)デット資金を活用する場合の担保設定・対抗要件の問題 4.リース・ローン取引と自然災害対応 (1)不可抗力条項と不可抗力事由のバリエーション (2)リース・ローン契約における対処方法(契約解除・終了、リスケジュール) (3)保険金の取扱い、物件の差替え、短期的な資金提供の方法等 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
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