保険会社の統合的リスク管理(保険ERM) ~ソルベンシーⅡへの対応も含めて~ |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2009-10-21(水) 13:30~16:30 |
講師 |
PwCアドバイザリー株式会社 パートナー 原 誠一 氏 あらた監査法人 代表社員 澤口 雅昭 氏 シニアマネージャー 塩田 強 氏
【原氏】 |
開催地 | アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区九段北4-2-25) |
詳細 |
保険会社を巡る経営環境は、急速に変化している。監督・規制については、国内においては、新たなソルベンシーマージン規制の検討、監督指針の改定及びそれらを受けた保険検査マニュアルの改定が予定されている。一方、欧州では保険会社のソルベンシー評価の新たな枠組み(ソルベンシーⅡ)が要件を詳細化する段階に至っており、IAIS(保険監督者国際機構)は、今次金融危機を踏まえて監督強化に向けた議論・検討を開始している。財務報告については、IASB(国際会計基準審議会)がIFRS(国際財務報告基準)において保険負債の評価に関する検討が行われているほか、国内では、2009年7月にIFRS対応会議が発足し、IFRS(国際財務報告基準)の課題解決を推進することになっている。 本講演では、上記のような監督・規制や財務報告の動向、それに対する欧州を中心とした保険会社の取組みの現状を踏まえて、本邦の保険会社が統合的リスク管理態勢(保険ERM)を整備するうえでの課題と対応の方向性を提示する。 講義詳細 1.IFRS(国際財務報告基準) (1)IFRSの日本の財務会計への影響 (2)保険契約会計の動向 (3)国内保険会社への適用上の課題と対応の方向性 2.ソルベンシーⅡと国内ソルベンシーマージン規制の改定の動向 (1)ソルベンシーⅡの概要 (2)QIS(定量的影響度調査) (3)国内保険会社への適用上の課題 (4)国内ソルベンシーマージン規制の改定の動向 3.MCEV(マーケット・コンシステント・エンベデッド・バリュー) (1)EVの発展の経緯 (2)MCEVの概要 4.統合的リスク管理(保険ERM) (1)統合的リスク管理の概念整理 (2)欧米における統合的リスク管理態勢整備の現状 (3)統合的リスク管理とエコノミックキャピタル管理 5.エコノミックキャピタル管理(ECM) (1)エコノミックキャピタル管理の概念整理 (2)個別リスクの計量化手法 (3)複製ポートフォリオと経済シナリオジェネレータ(ESG)の動向 (4)ストレステスト 6.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
お問合わせ |
株式会社セミナーインフォ セミナー運営事務局 TEL : 03-3239-6544 FAX : 03-3239-6545 E-mail : customer@seminar-info.jp |